Working Holiday

英語の上達が目的でワーホリへ来たのに…ペラペラ話せるようにならない理由

こんにちは。nana(@nanapekota)です。

 

オーストラリア、ニュージーランドと2カ国のワーキングホリデーを経験して、たくさんの日本人のワーキングホリデーの方と出会いました。

ワーホリを終えて帰国するときに英語力が確実に伸びている人もいるのですが、多くの人はなんとなく話せるくらいなんですよね。

 

これからワーホリに行こうと思っているあなたも同じように「ワーホリに行けば英語が上達する」と思っていませんか?

 

結論から言うと、それって大きな間違いなんです!

 

もしあなたが英語力を伸ばすという目的があってワーキングホリデーに来るのなら…

英語力を固めてからワーホリに来たほうが、遥かに充実した過ごし方が出来るということを念頭において、準備を進めてほしいと思います。

 

ではなぜ、ワーホリに来たとしても英語力がほとんど伸びないのか?

その理由を見ていきましょう。


ワーホリで英語がペラペラにならないのはどうして?

語学学校へ行くだけでは英語は話せるようにはならない

語学学校の課外授業の様子。

ペラペラになるには短すぎる語学学校

ワーキングホリデーの最初の1〜3ヶ月は語学学校へ通うという人がとても多いです。

例に漏れず、わたしも通いました。

語学学校で英語力が一気に伸びてペラペラに…は、残念ながらなりません。

 

もしそうであれば、世の中にこんなに多くの英語学習教材が溢れていることはないでしょう。

たった数ヶ月でペラペラになるとしたら、相当な努力が必要です。

レベルが大雑把なクラス分け

入学時にクラス分けのための英語力のテストがあるのですが、グラマー・リーディング・ライティング・スピーキングの総合的な結果をもとにクラス分けされます。

 

例えば日本人はこの表のように、読んだり文を組み立てる分野で成績が良くても、自分で文を考えて作ったり意見を言うなど話したりする分野での成績はイマイチ、という傾向が強いです。

この成績の場合、グラマーとリーディングではトップクラスで応用を学び、ライティングとスピーキングではベーシックコースで基礎を固めていきたいと思いませんか?

 

でも、一般的な語学学校ではそこまで手が回りません。

分野ごとに出来に差があるにも関わらずに総合的な成績でクラス分けが決まるため、すべての分野で英語を学ぶのに最適の環境ということにはならないんですね。

配置されたクラスで、あなたには簡単すぎる文法の授業。

クラスメイトのチリ人やチェコ人は、難しいと感じて苦労しています。

 

ところがスピーキングの授業になると、あなたは何を言ってよいかわからなくなってしまいます。

でも、クラスメイトのフランス人やブラジル人はあんなに教科書の学習で苦戦していたのに、間違いを恐れずに何でも発言します。

 

こういったクラスの分け方により、伸ばすべき分野と基礎を固める分野がごちゃまぜになってしまい、結果どちらもそこそこしか伸びないパターンが多いです。

結局固まってしまう日本人同士

スピーキングができないことにより、日本人は初級クラスからスタートすることが多いです。

ところが、よく喋るので一見ペラペラに見えるブラジル人も、文法や読解に弱く初級クラスになることが多いです。

この場合、なかなか会話ができなくて結局母国語どうしを話す人が固まってしまうという状況が起きてしまいます。

 

自分の伝えたいことを英語でうまく伝えられないために、甘えが出てしまうんですね。

 

こうして日本人どうしで固まって日本語での会話が多くなるのが、英語が伸び悩む原因のひとつです。

英語が完ぺきに話せなくても生活に困らない

一日の中で、人と話さなくてはならない状況って実はそう多くないんです。

 

コーヒーを買うときはメニューに書いてあるし、店員さんはメニューを覚えているのでなんとなく伝わってしまいます。

通じなければ指差したりして、英語が話せなくてもコーヒーを買えるんですよね。

 

スーパーでのお買い物、レジでは「How are you?」から始まり、「今日暑いね〜」「そのピアス素敵!」なんて会話もします。

ちょっとくらい文法が間違っていても、正しい発音が出来ていなくても問題ありません。

究極を言えば、会話をしなくてもお買い物は出来ます。

 

とくに語学学校があるような街だと現地の人も「英語をあまり話せない人」に慣れていることもあり、英語が話せなくても日常生活に大きな支障がないということなんです。

ネイティブスピーカーと過ごす時間が少ない

オーストラリアやニュージーランドは、ワーホリも学生も様々な国からやって来ますし、旅行やビジネス、移住も含めると英語以外の言語を話す人がかなり多いです。

そしてワーホリで来る人たちはワーホリ同士とか旅人と仲良くなったりすることが多いので、意識していないと、ネイティブスピーカーと過ごす時間が意外と少ないのです。

 

せっかく英語を話す機会が多くても、いつも自分と同じくらいのレベルの人との会話だとそれ以上の英語力が身につくスピードは上がりません。

かといっていきなりネイティブの輪の中に入っても発言ができないと面白くない人と思われて、相手も興味を持ってくれないことが・・・。

日本の文化が好きなネイティブとお話するのが良いですね。


ワーホリで英語が伸びる人と伸びない人

ワーホリで英会話が伸びる人は、とにかく間違いを恐れずに話しまくる人です!

正しい英語かどうかはさておき、英語がペラペラに見えます。

 

反対に英語が伸びない人は、失敗を怖がって発言する機会を逃してしまう人

間違えたくない気持ち、よくわかります。

わたしも、最初はずっとそうだったんです。

 

でもどんどん話すことで、あなたのワーホリで得られるものは大きく変わります。

間違ったことを気にしているのって実はあなた自身くらいで、ほかの人は全くと言っていいほど気にしていないんですよ。

 

だから大丈夫。昨日よりひとつ多く、何かを発言してみてください。

ワーホリで英語を上達させたいなら、行く前に英語を学習しておくことが勝負を決める

英語の上達が目的でワーホリに来ても、ほとんどの人がペラペラになれない理由をまとめてみました。

  • 語学学校へ行くだけでは英語は話せるようにならない
  • 英語が完ぺきに話せなくても生活に困らない
  • ネイティブスピーカーと過ごす時間が少ない

ワーキングホリデーで英語をペラペラになるまで習得したいというのなら、英語で話すことを継続しないと英語は上達しないでしょう。

 

とはいえ、ワーキングホリデーはたった一年間のビザです。

その一年間のワーホリを英語の勉強だけで終わらせたり、英語が話せない→たくさんのチャンスを見逃しているって、とても残念だと思いませんか?

 

英語が話せる・英語でのコミュニケーションに自信を持っている状態でワーホリをスタートさせるほうが楽しいし、自分の興味のあることなどの情報もたくさん入ってきます。

 

ワーホリを終えて帰国するときに「英語を勉強してからワーホリすれば良かったな。」なんて思った時にはもう遅いです。

英語が目的でなくても、現地へ行くと「英語がもっと話せたら…」という場面に遭遇するかもしれません。

 

貴重な1年間を充実させるための準備をあなた自身でしっかり整えて、素敵なワーホリにしてくださいね。

 

 

 

with LOVE, nana