Working Holiday

ワーホリで人生が変わる?2ヵ国のワーホリを終えて、その答えを出してみる

気がつけば2カ国、合計2年10ヶ月のワーホリを終えたnana(@nana_in_nz)です。

あなたは、ワーホリに行けば人生が変わるだなんて思っていませんか?

海外に飛び出せば、何かが変わると信じていませんか?

 

わたしも「オーストラリアに行けば毎日ビーチ!」という夢のような生活を思い描いていました。

初めてのワーキングホリデーはオーストラリア、そして2カ国目は、今住んでいるニュージーランド。

気がつけば公務員を辞めて日本を飛び出してからもう4年半が経ちます。

 

そんなわたしは、ワーキングホリデーを終えて「人生」が、「何か」が変わったのでしょうか。

2カ国のワーホリを終えた今、感じていることをありのままに書いてみようと思います。

ワーホリで得られたもの

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ワーホリで得られたものとして、真っ先に思い浮かぶのが英語力。外国人のお友だち。日本では出来ない経験。

ワーホリ前にはどれもこれも期待していたものだ。期待以上か、以下か。

それは自分の努力次第

 

「もう長いこと海外にいるから英語はペラペラだよねー?」

正直、決して「YES」とは言えない。文法もグチャグチャ。

でも間違いを恐れずに話すことが出来るようになった。

 

失敗や間違いを極端に恐れていたワーホリ当初のわたし。

言いたいことがやっと頭のなかで文章にできた頃、みんなは他の話題で楽しんでいることが多々あった。

ブラジル人のクラスメイトなんて、自分でも何言ってるかわからなくなりながらペラペラペラペラ喋ってる。

 

そこから学んだのはとにかく伝えるために言葉を発すること。

当たり前だけど、人の目を気にしやすい性格の日本人はこの壁を突破できたら一皮向けるだろう。

 

度胸。臆病で小心者のわたしがワーホリで得たもののひとつだ。

ワーホリで失ったもの

得たものがあれば失ったものもある。

家族や友人と過ごす時間。

正確には失ったわけじゃなくて、すごーく少なくなったということだけど。

社会に出てからも地元の近くに住んでいてしょっちゅう実家に帰ったり学生の頃の友人と会っていたわたし。

 

海外に行って自分のことをよく知っている人がいないとき、不安が押し寄せてくることもあった。

しかし一緒に過ごす時間が極端に少なくなったことにより、会ったときにはより深くよりあたたかく繋がっていることを感じられる。

 

結果的に失ったことよりも、それ以上に大きな気づきがあった

ワーホリで変わったこと

人生がすっかり変わって毎日楽しい!

なんてことはなく、あくまでワーキングホリデーは日本での生活の延長上ということを忘れないでいたい。

ワーホリで「ホリデー」だけの人は別だろうけれど、たいていの人は「ワーク」つまり働くわけだ。

 

ワーホリに行くと何かが変わるという期待。

それはほぼ確実に裏切られるもの。

 

変わるのは環境や言語であって、自分の人生を変えるなら自分が変わる必要がある。

 

過去の経験の積み重ねが今の自分。

その自分を変えるということは、今まで培ってきたものを壊すことになる。

 

大好きなあゆちゃんのこの歌詞が、いつもわたしの背中を押す。

破壊することにより 創造は生まれる
(talkin’ 2 myself)

 

ワーホリで何かを変えたいなら、今までの自分なんてぶっ壊してしまえばいい。

ワーホリに行ったら、どうせ過去の自分を知っている人なんていないわけだから。

ワーホリでのたくさんの出会い

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人生において出会いというものは本当に貴重なものだと感じる。

外国人の友人はもちろん、日本人の友人だって、もしも日本にいたら出会わなかったであろう人たちがたくさんいる。

 

父の好きな「一期一会」という言葉。

幾度となく巡ってくる素敵な人達との出会いがあるとこの言葉を思い出す。

 

パートナーのCさんに出会えたのもワーホリ。

出会いと別れを短期間で繰り返すことが多くなるので、人付き合いに対する考え方を改める良いきっかけとなった。

ワーホリの最大の気づき

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地元を離れ、言葉も文化も違う国へ行き、生活していくこと。

どうしても、いつかは憧れていたはずのその生活にも慣れてくる。

「ワーホリ、何のために来たんだっけ?」と思う人も少なくはないのだ。
実際、わたしもそう思ったことがある。

 

目標が定まっていないと「なんとなく」毎日が過ぎていく。

その目標も、手が届きそうなことでないと挫折してしまうかもしれない。

わたしがワーホリに行ったキッカケは「オーストラリアの海が見たいから」。

 

なので、とにかく何事も全力で楽しみ尽くした。

だから…英語はそんなに伸びていないわけだ。(目標を特に持たなかったことはちょっとだけ後悔。)

 

そんな中で気づけたことがある。

好きなものは離れていてもより深く、さらに好きになっていくということ。

わたしは日本を離れてから、浜崎あゆみが前よりももっともっと大好きになっている。

現在進行形で、今も上昇中。

ワーホリは「何か」を変えてくれるのか?

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オーストラリア、ニュージーランドのワーホリを通して何かが変わったわけではない。

むしろ「変わらないもの」がハッキリと残ってきている

 

またあゆちゃんの歌詞を引用するが、結局はこういうこと。

残ったものは 残したもので 偶然なんかじゃない
(fairyland)

 

自分の好きなこと・やりたいことが明確になったことがわたしの最大の気づきだ。

大好きなことをもっと大好きになっていける。

 

もともと「オーストラリアが好きだから」という理由で日本を飛び出したわたしにとって、「好き」という感情がいかに強いものであるかを知ることができた。

やっぱりワクワクする気持ちは大切にしたいし、楽しそうなことに向かっているときは表情もイキイキしている。

 

ワーホリに行っても、黙っていたら何も変わらないのは当たり前。

「何か」を変えたいならワーホリはいいキッカケにはなり得る。

 

 

ワーホリしたら何かが変わる?

最終的にね、変えるのは自分

 

ワーホリに行くだけでは「何か」は変わらない。

でも、変えるキッカケを作れたあなたなら、変えることだって出来るはず。

 

最後にもう一度、だいすきなあゆちゃんの歌詞から、この言葉を贈ります。

破壊することにより 創造は生まれる
talkin’ 2 myself

 

 

with LOVE, nana