東日本大震災から、5年が経ちました。
あの日のことは、よく覚えている。
まだ北海道の職場の小さな交番で勤務していて、そこに来ていた方の対応中だった。
彼は本州出身だったから平気そうにしていたけれど、交番の勤務員、つまりわたしの上司や同僚は道産子で地震に慣れていなく、震源地から離れた北海道で感じた揺れではあるが恐怖を覚えどうしたらよいか戸惑ってしまったのである。
情報を後の夕刊で得たわたしたち、まずその一面に写されていた写真を見て文字通り言葉を飲んだ。
これが今同じ時を刻んでいる日本で起きているという事実が受け止められていなかった。
翌日、勤務を終えて帰ってテレビをつける。それはまた事実を突きつけられることとなる。
震災した地域に親戚や家族もおらず、自身にも被害がないわけではあるが、なぜこんなに苦しくなっているのかということもわからず、しばらくは夜もぐっすり眠れずにいたものだ。
非番の楽しみであるアイスを買うたびに、募金をしようと決めた。
あの時から、5年が経つ。
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ということで、検索しました。
この検索でわたしの興味を引いたのは、愛用しているほぼ日手帳のwebサイトです。
まさにわたしが考えたことと一緒だと思って、彼の記事を読みました。
その記事で最後に紹介されていた「福島の特別な夏。」は、金曜日の帰宅ラッシュの渋滞で1時間以上もかかって帰って来たにもかかわらず、夕飯も食べずに3時間ぶっ続けでじっくり読みこんでしまうほど、夢中になった記事です。
高校野球、大好き。
ここ数年、なぜかうまいこと夏の甲子園の時期は実家に1ヶ月潜んでいることが多かったので、ほぼ全試合おうち観戦していました。
出身地である北海道は、北北海道と南北海道の2校出場しているので、それだけで応援するチームが2つあります。
それから試合を観ていくうちに応援したくなるチームや選手がどんどん増えていって、ますます観戦が面白くなるんです。
と、話が逸れて熱くなってしまうほど高校野球が大好きなのです。
こうして「3.11」を検索して5年前の素敵な記事に出会えたこと、これもなにかのご縁でしょうか。
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「3.11」と検索して、それによって寄付されるそうです。
「今」を生きていられること
「楽しい」「嬉しい」だけではなく「悲しい」「苦しい」と感じていられること
それは当たり前なんかじゃない。
ひとつひとつ感謝して、一日一日、一瞬一瞬を大切にしていきたい。
with LOVE, nana