こんにちは。nana(@nana_in_nz)です。
あなたは、今のお仕事が好きですか?やりがいを感じていますか?
- 仕事が楽しくて仕方がない!
- ◯月までにやり遂げたいプロジェクトがあるから、残業も余裕!
- 睡眠時間は短いけれど、働くことが生きがい!
というあなたは、きっと一日があっという間でいつも忙しくしているのではないでしょうか。
「今の仕事が好き!」と胸を張って言えることは、すごく良いことだと思います。
でもね、それって、本当に心から思っていることでしょうか?
たとえ今のお仕事が好きだとしても、あなたの体と心は、どんな反応をしていますか?
あなたが思っている以上に、あなたは疲れているかもしれません。
今からお話するのは、わたしの友人の身に起きた実際のできごとです。
このようなことにならないためにも、まずはあなた自身が、しっかりと自分と対話をしていきましょう。
仕事が好きで、バリバリ働いていた
友人のKちゃんは、大学を卒業後も海外の大学院に進学し、夢に向かってひたむきに努力をする人でした。
時々、頑張りすぎて大丈夫かな?と周りが心配してしまうほどに突き進むタイプ。
周りの人を大切にし、自然を愛し、いつも温かい心で何事にも接するので、誰からも好かれるまるで天使のような存在でした。
お互いに離れていても、1年に数回近況報告をし合う関係です。
Kちゃんが仕事を始めてからは、いつも楽しそうに仕事の話をしてくれて、とてもやりがいを感じていてもっと頑張っていきたいと言っていました。
少なくともわたしには、充実した日々を送っているかのように見えて、まさにキラキラした女性と言ったイメージ。
「仕事を辞めたい」なんて、聞いたこともなかった
そんなKちゃんですから、もちろん一度も「仕事を辞めたい」なんて言葉は聞いたことはありませんでした。
仕事にも慣れてきて習い事も始めて忙しそうにもしていましたが、趣味にも時間を避けるようになって来たんだなぁという印象。
恒例の近況報告では、
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”sad-ayu.jpg” name=””]時々、満員電車に泣きそうになるけれど、踏ん張りどきだと言い聞かせながら頑張っているよ。[/chat]
と言っていた時があったんです。
学生の頃からそういう面があったのでKちゃんらしいなぁと思っていました。
このときに、もっと小さな変化に気がついてあげられたら・・・と思っても、もう遅かった。
仕事に集中しているフリをして、体のサインに気づかないようにした
しばらくしてから、恒例の近況報告。
そのときに彼女はいいました。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”sad-ayu.jpg” name=””]体調崩してしまって、休職中なんだ。情けない・・・。
なんだかね。糸がぶちっと切れちゃったみたい。[/chat]
わたしは最初、軽い気持ちで
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”prof-photo-02.png” name=”nana”]いつもの、頑張りすぎ?[/chat]
と聞いてしまいました。
すると、Kちゃんは打ち明けてくれたのです。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”sad-ayu.jpg” name=””]私の場合は鬱病なのだけど、自律神経って一度壊れてしまうと、元に戻るまですごく時間がかかってしまうみたいなの。
早く元気な私になりたいのだけどね。[/chat]
そしてこう続けます。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”sad-ayu.jpg” name=””]ダウンしたのは冬なんだけど、どうしてもやりきりたいお仕事があって、この春まではなんとか出社していたの。
でも新年度に入ってからは、本当にバタンキューで・・・[/chat]
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”sad-ayu.jpg” name=””]朝の早起き大好きだったのに、それがぜんぜんできなくなってしまってベッドで寝たきりな日が続いたり、
何かしようとしてもすぐ電池が切れちゃって休まなくちゃいけなかったり、
かと思えば夜眠れなかったり…
症状と呼べるものかもわからないことが、たくさんでね。[/chat]
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”sad-ayu.jpg” name=””]私もなってみて、これは大変だ…
こんなに身体に異常が出る程自分の心と身体の本当の声に耳を傾けられてなかったのかと、ハッとしたよ。
そうそう。何もできないのがね、なんだか情けない。
本も読めないし、前のように好きに文を長く綴れないし、何をしたらよいのかわからないの。[/chat]
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”sad-ayu.jpg” name=””]私は今まで一体誰のために、何を、頑張ってたのか、
そしてこれから私は、誰のためにどうやって生きていきたいのか、何が私の幸せなのか、
そんなことをぼぉっと考えながら過ぎていく一日も、
どんなに忙しかったあの日も、
同じ一日で、なんだか不思議な気持ちになる。
人生、山あり谷あり、晴れの日もあれば雨の日もある。
頭ではわかっていてもなかなかその渦中にいるものは辛いものね。[/chat]
こんな風に話してくれたけれど、打ち明けることも、きっととってもパワーを使ったと思うんです。
好きなことさえもまともに出来ない状態になってしまったKちゃんは、今何を思うのでしょうか。
無理してでもやり遂げることを選んだ過去の自分を恨むでしょうか。
会社から突然自分が抜けてしまったことを、申し訳なく思うでしょうか。
心と体が悲鳴を上げるまで、いや、悲鳴をあげていても、やり遂げたかったこと。
やり遂げた後に、心と体がいよいよダメになるのをわかっていても、彼女は続けただろうか。
もっと自分に優しくできる社会になってほしい。? nana@ NZTA (@nana_in_nz) 2017年5月31日
遠くから話を聞いているだけでは、見えてこない部分がたくさんあります。
それでも、ただひとつ言えるのは、倒れてしまうくらいに心と体に負担をかけて無理をしていたということです。
自分で不調に気がつきながらも、なんとかしてやり遂げたいという気持ちが生んだ結果です。
やり遂げたい気持ちと、自分の体を気遣うこと、どちらを優先すべきか、今の彼女にならわかるはず。
自分にとっての「幸せ」は何か?
そう言えばわたしたちは、過去にも「幸せ」について話をしたことがありました。
今、何が自分にとってのしあわせというのか・・・
- 地元にいること?
- 家族のそばにいること?
- 楽しいと思えるお仕事ができること?
- 慎ましくとも心のこもったあたたかいご飯が食べられること?
- 自然の中で暮らせること?
何を一番大事にしたくて、何だけは守りたいのか、そんなことを一緒に考えたりもしました。
どれも、大前提として、自分の心身が健康であることがなければ成し得ないのです。
仕事が好きでも嫌いでも、心身ともに健康でいることが何より大切
「仕事を辞めたい」「仕事が嫌い」という人が多い中、「仕事が好き!」と言えることはとても良いことだと思います。
でも、仕事が好きだと思いこむように、自分に仕向けていませんか?
好きなことをすることさえも辛い、そんな状態になるまで追い込む必要はどこにもないんです。
今よりももっとあなたに合った仕事や職場があるかもしれません。
転職をするという選択も珍しいことではなくなってきました。
病気になる前に転職して正解だった!という職場に出会えるかもしれませんね。
リクナビNEXTやマイナビエージェントといった転職サイトでは、自分の経歴を登録したり履歴書をチェックしてもらえます。
そういった作業で改めて自分のことを見つめ直すことや、キャリアの掘り起こしをしてみるのも良いですよ。
新しい自分の才能を発見することにつながるかもしれません。
今すぐ転職する予定はなくても、無料登録でスカウト機能で企業からオファーが来る場合もあります。
それがキッカケで新しい職場に移るのも良いでしょう。
心と体のサインから目を背けて、自分をごまかしながら頑張ってしまうようなことが、もう二度とありませんように。
with LOVE, nana