Work

2週間で仕事を辞める決断をした友人を讃え心からの拍手を贈りたい

こんにちは。nana(@nana_in_nz)です。

 

あなたは今の仕事に満足していますか?

楽しんで働いていますか?

 

満足していないなら「今の仕事を続けている理由ってなんだろう。」と考えたことはありますか?

 

今回は、仕事を開始して2週間で見切りをつけ辞めると決断した友人の話をしようと思います。

「貴重な時間」という感覚

ワーキングホリデービザで海外へ行くと、1年間という期間が特別なもののように表現されます。

「ワーホリの1年は貴重だから」というように。

 

けれど、よく考えてみてください。

ワーホリじゃなくたって、あなたのこれからの1年間は今しかない貴重な時間です。

海外にいても日本にいても、時間は平等に与えられています。

初めての業界でのお仕事

友人は、大学を卒業後に一般企業で数年間働き、その後また学校へ通いました。

それから、今までに経験したことのない業界へ転職をしました。

 

当たり前ですが、新しい仕事をスタートしたばかりでわかっていることなんて何一つありません。

新しい職種に対して希望や不安が入り混じる中、少しでも仕事を覚えて自分の経験としてプラスにしていきたいと思いますよね。

 

すべてが「わからない」なか、あれこれ工夫して一生懸命覚えようとするわけです。

わからないことは当たり前なのに…

おかしいな、と感じるのにそう時間はかかりませんでした。

 

わからないことがあるとマネージャーに尋ねます。

そうするとマネージャーは「ちょっと考えたらわかりますよね?」と返事をしたのです。

 

そうか、考えて判断しなきゃならないのか、と思い自分でやってみます。

そうすると「なんで勝手にやるんですか?」

 

最初からそんな調子だったので、質問もろくにできず、ただ時間が過ぎていくばかりだったのです。

理由がわからないからミスをする

例えば新しい物事を教えてもらう時、理由も聞かされずに「これはA」「それはB」なんて言われてもどうしてそうなるのか、わからないものです。

さらにその理由を尋ねる隙も与えず「わかりますよね?」と言って返事も待たずに淡々と説明ばかりしていきます。

 

当然、実践ではミスをします。

そして決まったように「説明しましたよね?」と。

辞めるという決断をした理由

友人は、自分がそこで感じたことや文句なんかは一言も言わずに「辞める」という事実だけを告げていきました。

でも、間違いなく正しい判断を下したと思います。

言葉と態度による攻撃

実際に、わたしも目のあたりにしたことがあります。

何かを判断しようとしている時、「早くして!」と鬼のような形相で言われている姿。

わからないことを尋ねた後に、「あんなことも一人で出来ないなんて」とわざわざ大きな声で話している姿。

 

明らかに、上司たちの態度が他の従業員と友人とでは違うのです。

友人は繊細で緊張しやすい、若しくは正確に仕事をこなしていくタイプ。

初めての業界で「AとBが同時に発生している、どっちを先に対処する?」といったことの判断が難しかったのかもしれません。

そして一度ミスを咎められると同じミスをしないようにと更に慎重になり過ぎてしまいます。

 

もちろん、同じミスを数回してしまったことについては学習していない友人が悪い部分もあります。

でも、入社数日で「だから言ったじゃないですか!」なんて言われても、トレーニングさえきちんとしてもらえていないのによく言うよ、と思います。

 

いい大人が揃って新入社員の出来ないところを拾い集めて、それを毒のように浴びせてグチグチと突き刺す。

それって、そんなに楽しいのでしょうか。

吐き気のするような居心地の悪さ

そんな状況をみていて心地が良いと感じる人はいないでしょう。

それが自分でなくとも、こんな状況は見ていても吐き気がするのです。

 

人格さえも否定するようなひどい言葉を浴びせ、大人になっても人の気持ちを汲み取れない・考慮できない人を初めて見たので、わたし自身もショックが大きかったです。

潔く去っていった友人に拍手とエールを

何をしても自分がターゲットにされるといち早く感じ取った友人は、入社後2週間で会社を辞めることを決めました。

「もうちょっと頑張ろうよ」なんて言葉は決してかけることの出来ないような状況でしたが、友人はきちんと自分自身の心を死なせないために最善の道を選んだのです。

 

しかも、泣き言や文句ひとつ言わずに。

 

たった2週間で辞職を決断し、自分をしっかりと守ることが出来た友人は、正しい判断が出来る立派な大人だと思います。

 

そんな友人へ心から拍手を贈るとともに、これからもっと強みを活かして実力を発揮できる場で活躍できるようにと、熱いエールを贈りたいです。

 

with LOVE, nana