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【浜崎あゆみ】ayumi hamasaki Just the beginning -20- TOUR あゆが20周年を目前に伝えたかったことっていったいなんだろう

こんにちは!ニュージーランドに住んでいてもずーっとあゆちゃんが大好きなnana(@nana_in_nz)です。

2018年4月8日、浜崎あゆみさんはデビュー20周年を迎えます。

記念すべきアニバーサリーイヤーのツアー【ayumi hamasaki ARENA TOUR 2018 〜POWER of MUSIC 20th Anniversary〜】も明日4月7日にいよいよ幕を開けます。

 

その前に…20周年を先駆け、2017年から一年を通して行われていたツアー【ayumi hamasaki Just the beginning -20- TOUR 2017】。

 

ツアーは第1章、第2章、第3章の三部構成で行われました。あゆちゃんは様々なトリックを仕掛けたといいます。

 

デビュー20周年を目前として【ayumi hamasaki Just the beginning -20- TOUR 2017】であゆちゃんが伝えたかったことって一体なんだったのか?

 

4月7日からスタートする20周年を迎えるツアーの前に、ひとりのあゆちゃんのファンとしてじっくりと考えてみようと思います。

※アイキャッチ画像は愛奈ちゃん(@aina_6732)の作品です!(ご本人より掲載許可いただきました)

ayumi hamasaki Just the beginning -20- TOUR セットリスト

ayumi hamasaki Just the beginning -20- TOUR 2017 第1章

01. ourselves
02. WARNING
03. NEVER EVER
04. Because of You
05. Virgin Road
06. Walk
07. My name’s Woman
08. appears
09. Fly high
10. UNITE!
11. Talkn’2Myself
12. Mirrocle World
13. voyage

– encore-
14. Movin’ on without you
15. SURREAL
16. evolution
17. Boys & Girls
18. Who…

 

ayumi hamasaki Just the beginning -20- TOUR 2017 第2章 〜sacrifice〜

01. alterna
02. Microphone
03. GAME
04. Pieces of SEVEN
05. Dearest (beloved)
06. how beautiful you are
07. 1 LOVE
08. Shake It?
09. STEP you
10. kiss o’kill
11. Free & Easy
12. Fly high
13. Mirrorcle World

– encore-
14. WORDS
15. evolution
16. Boys & Girls
17. TODAY (MY ALL)

ayumi hamasaki Just the beginning -20- TOUR 2017 第3章

01. I am…
02. Moments
03. A song for xx
04. Shake It?
05. STEP you
06. Memorial address
07. Last minute
08. Pieces of SEVEN
09. Bold & Delicious
10. progress
11. FLOWER
12. ourselves

– encore-
MC
13. Feel the love – xoxo – Lelio – You & Me – Audience (Medley)
14. Boys & Girls
15. Love Song
16. Many Classic Moments

ayumi hamasaki Just the beginning -20- TOUR 2017

浜崎あゆみが20周年目前のツアーで伝えたいこととは

昔々あるところに

ひとりの女の子が煌びやかでおとぎ話のような場所を創り上げました

彼女の夢はその場所を訪れた人が永遠に忘れることの出来ない一瞬を与えること

年齢も性別も肩書きも関係のない一瞬

それは君でありあの子であり私である

さぁ今夜もまた、残酷でリアルな夢を始めましょう

その場所の名は?

オープニングで流れるのは、あゆちゃんが語るこのストーリー。

ゆーなさん(@y_xx81)がシェアした投稿 – あゆちゃんがいう「残酷でリアルな夢」って一体なんだろう。

「永遠に忘れることの出来ない一瞬」を知ってしまうことによって、戻りたいなんて思ってしまう。

けっして夢なんかではないけれど、過ぎてしまったことによって「夢」のように感じてしまう。

楽しい時間・忘れられない時間を過ごすことは、未来の自分にとって「残酷でリアルな夢」なのかもしれない。

浜崎あゆみが各章のステージ・パフォーマンスに散りばめたトリック

この記事を書いておきながらいうのもなんですが…

わたしは第2章のみライブへ足を運んでいるため、残念ながらステージやパフォーマンスのトリックについてはわかりません。(多くの方より「最後の晩餐」がキーワードであると聞きました。)

 

ですから、ここではセットリストなどから想像してこのツアーのことやあゆちゃんが何を伝えようとしているのかなどを考えてみようと思うのです。

ayumi hamasaki Just the beginning -20- TOUR 2017 を読み解く

セットリストから想像できること

Just the beginning -20- TOUR 2017のキーソング

このツアーのキーソングはやっぱりourselvesでしょう。これは第1章の始まりで第3章の終わりの曲。

世界中の誰も知らないけれど

たったひとりあなただけに見せている

私がここにいる

(ourselves)

そんな言葉から始まって、様々な思いを伝えていくための曲を選んできたあゆちゃん。

そして最後にまたこの曲に戻るのだ。

 

世界中の誰も知らなくていい

たったひとり あなただけは知っていて

こんな私の事

(ourselves)

そういえば「終わりの始まり」っていう言葉をどこかで聞いたことがあると思ったら、それは2016年のあゆちゃんのツアーだった。

 

 

ourselvesは2003年7月リリースされた「&」に収録された曲で、このPV(ミュージックビデオ)が当時中学生のわたしに衝撃を与えた。

怖くて怖くて、一度見てからしばらく見る勇気が出なかったし、しばらく経って見たくなったときも誰かと一緒にじゃないと嫌だった。

第2章〜sacrifice〜での演出と選曲について


気になるのが第2章にだけつけられたサブタイトル、〜sarcrifice〜。

sacrificeとは「犠牲」という意味だ。

 

あゆちゃんがこれまで「浜崎あゆみ」として活動してきた中で犠牲にしてきたものを表しているのだろうか?

 

alternaで始まった第2章では、このツアー全体のキーソングourselvesのPVが流れる。

さらに、ダンサーズがあゆちゃんのお面をかぶって踊る。

 

これね、子どもが見たら泣いてもおかしくないくらい、ほんとに怖いです。

 

 

alternaに続く曲では「音楽に支配されている浜崎あゆみ」が見えてくる。

一見(一聞?)すると、離れられられない相手との恋の歌のように感じるこの曲のタイトルは「Microphone」。

重力におされて 引力にひかれて

あなたと出会うのは必然だったの

何も逆らえない 敬服するしかない

解ってる

あなたなしのあたしは あたしじゃない

(Microphone)

つまり、浜崎あゆみと音楽の関係を歌った曲だ。

「浜崎あゆみ」は歌・音楽の世界でしか生きられない、そんな声にも聞こえる。

 

 

Dearesthow beautiful you areでは優しさと強さを交えながら歌い上げる姿に圧巻。まさに歌詞どおりであった。

 

 

興味深いのが kiss o’ kill, Free & Easy

kiss o’ killでは曲が始まる前にTimmyが英語で語るのだが、おとぎ話でいうと魔女が怖い顔をして「さあ早く、ふたつの中から選びなさい」と言っているような雰囲気を思わせる。

ありのままでいいよ受け止めていくから

恐がらないでいいよわかっているから

(kiss o’ kill)

kiss o’ killでは受け止めるから大丈夫というように表現するも、続くFree & Easyに見えるのは何度も自問自答を繰り返す姿。

 

時々自分に問いかける

どこまで行けば辿り着くの

(Free & Easy)

ここでもあゆちゃんが何度も何度も繰り返し「浜崎あゆみとは誰なのか?何なのか?」と問うている姿が想像できる。

それでも、明確な答えは…

 

10周年記念としてリリースされたMirrorcle World

このあゆちゃんの10周年記念ソングは、けっして華やかで明るい祝福ソングではなかった。

現在(いま)のこんな未来を僕は想像してただろうか?

(Mirrorcle World)

こんなフレーズから始まるこの曲は、終始問いかけている。

  • 始まり?終焉?
  • 諦めた?踏ん張ってる?
  • 開き直る?絶望?

 

 

そしてこの曲には第2章のサブタイトルでもある「犠牲」という言葉が出てくるのだ。

犠牲者面して

逃げてる場合じゃない

(Mirrorcle World)

この曲が10周年記念に作られた曲なのかと耳を疑いたくなるほどだが、浜崎あゆみとしての10年間の活動を振り返っての心のうちなんだろう。

 

きっと今でも…20周年を迎える今でさえも、こんな風にずっと問いかけているんだろうなぁ。

だから20周年を迎える前のツアーで、また節目を迎えるタイイングで、この曲を歌ったのかなぁ。

 

 

新曲WORDS

初めて聴いてただ思ったことは、この曲暗い。

そしてなんとも浜崎あゆみらしさ全開。

暗さの中にも、希望を捨てきれなくて…

 

でもよく振り返ってみたら、ちゃんと希望を明るく照らしてくれる存在がある…

ということを歌った、そんなあゆちゃんらしい曲。

 

TODAYで幕を下ろした第2章(一部はMY ALL)。

誰かの理想のために生きないで

(TODAY)

この曲の歌詞、サビがグっとくるのはもちろんだけど、この短いフレーズが響く。

 

あゆちゃんは誰の理想のために生きようとして、苦しい思いをしていたのかって。

第2章〜sacrifice〜 福井公演での特別なアンコール


福井公演でのアンコールには、特別思い入れがあったのが選曲で見て取れる。

 

アンコール最後の曲はTODAY

その大サビの前の間奏部分で、SAKURAが歌われたのだ。

例えばそう僕らは永遠に

生きて行けるわけじゃないから

(TODAY)

そんなTODAYの合間に

生きてく事は こんなに尊い

生きてく事は こんなに儚い

(SAKURA)

と歌うんだから、あゆちゃんの特別な思いがうかがえる。

ツアー全体をとおしてあゆが伝えたかったこと

「あゆちゃんが伝えようとしていたこと、わたしにはこう聞こえたよ。」そんなことを書いてみようと思う。

浜崎あゆみが抱える思い

浜崎あゆみとしてデビューしてからずっと、浜崎あゆみとして生きている。

浜崎あゆみとして世に出ているうちは、意に反するものだったり思っていることと違ったりしても、それが世間の目に映る浜崎あゆみである。

 

  • これは本当に浜崎あゆみなのか?
  • 浜崎あゆみが成し遂げたいことはこういうことなのか?

 

あゆちゃんは繰り返し、絶えずそんな問いかけをしているであろう。

毎年行われるツアーにピリオドを打とうとしたことだってあるだろう。

 

それでも年が明けるとまた新しいツアーの発表があり、アルバムをリリースして、そんな繰り返し。

幾度も繰り返すそんな浜崎あゆみの活動を「終わりの始まり」と呼ぶのではないだろうか。

 

まさにこのツアーがourselvesで始まりourselvesで終わる ―終わらずに繰り返す― ことで表現しているように思う。

浜崎あゆみが譲れない思い

第2章しか観覧していないわたしは聴けなかったが、浜崎あゆみが譲れない思いはLove songが示しているだろう。

 

Love songは一般にいう「愛の歌」という意味は然り、「Love」が動詞だった場合に「I LOVE SONG」つまり「歌を愛する」曲なのだ。

歌のない人生なんて

そんなの見当もつかない

ゆずれない想いがなけりゃ

つまんない

意味がない

(Love song)

これほどストレートに思いをぶつけている。浜崎あゆみが譲れない思いだ。

ayumi hamasaki Just the beginning -20- TOUR 2017 の読み解いた後の気持ち


浜崎あゆみ。

音楽に支配されていたとしても、その支配下で音楽を愛し、そして歌い続ける。

 

この事実に、わたしを含めどれだけ多くの人が救われているのだろう。

今日を生きていくパワーをもらっているのだろう。

 

そう思った時、あゆちゃんが今まで何度も何度も葛藤を繰り返しつつも、歌を辞めずに続けてきてくれていることに感謝の気持ちしか出てこない。

 

テレビに出たり、雑誌に載ったり、SNSで投稿したり、どんなことをしてもファンだけでなく批判する人がいる。

あることないこと世に出回り、あゆちゃんはもちろんあゆちゃんのファン、あゆちゃんの周りのメンバーやスタッフが傷ついて悲しい思いや悔しい思いをすることだってある。

 

それでもやっぱり、ただただ前に進み続ける。

 

わたしはね、浜崎あゆみのすべてが正しいと思うわけではないけれど、そんなところもひっくるめて浜崎あゆみがやっぱり大好きだ。

ayumi hamasaki ARENA TOUR 2018 〜POWER of MUSIC 20th Anniversary〜 へ向けて

いよいよ明日から20周年という記念すべき年のツアーayumi hamasaki ARENA TOUR 2018 〜POWER of MUSIC 20th Anniversary〜が幕を開ける。

 

ニュージーランドにいてもここ数日はこの日のことを思ってドキドキして落ち着かないわたしは、やっぱりあゆちゃんが大好きすぎる重症の病だ。

 

今年もあゆちゃんが歌っていくと決めたこと、ツアーを開催することに心から感謝。

あゆちゃん、20年間走り続けてきてくれて本当にありがとう。

 

あと2ヶ月…ライブに行ける6月が待ち遠しくて落ち着かない日々を過ごすだろうなぁ。

 

 

with LOVE, nana