この記事は、元経理ブロガーのわかやまゆうやさん(最後にプロフィールあり)に寄稿していただきました。
はじめまして。経理として4年間働いていたブロガーのゆうやです。
みなさんはこんな悩みを持ったことはありませんか?
- 毎月少しずつでもいいから貯金したいけど、なかなかお金が貯まらない
- 銀行にお金を預けてはいるけど、金利が低いしぶっちゃけ意味がない・・
- 投資したらいいじゃん!って簡単に言うけど、難しくてよく分からない
- そもそもお金を貯める方法を勉強する時間がない!
僕自身も社会人になってすぐ、会社からもらえる給料を貯金しようとしたとき、普通に銀行に預金して貯める方法しか知らなかった人でした。
でも今の銀行の預金金利って、やばいほど低いじゃないですか。
そこで1年間預けていても、手元にお金があるのと大して変わらないくらい微々たる金額しか利子になっていなくて。
そこから色々な情報を調べたり、実際に資金を形成したりして、今年一年間で銀行にお金を置いておくだけで3万円資金を増やすことができたんです!
そこで、今日はそんな悩みを抱えているあなたに、お金のことや投資のことにあまり詳しくなくても簡単に始められる、効率的な資産形成方法をお伝えしたいと思います!
現状、銀行に預金として置いておくとどれくらいお金が貯まるのか
まずはみなさんにしっかり現実を知っていただくため、銀行にお金を預けておくとどれくらいお金が貯まるのかお伝えしましょう。
2017年10月現在、大手銀行やゆうちょ銀行の金利はどこも一定になっていて、その利率はわずか0.001%。
0.001%・・・数字が小さすぎて想像しにくいかもしれませんが、銀行に100万円預けていても10円しか金利がつかないのです。
これじゃ何年銀行に預けていても、引き下ろすときに500円もお金が増えていないことになります。
「だから長期預金があるじゃん!」
という意見もありますが、あれも1年間お金が動かせないという制約を背負って、やっと利率が0.01%。
100万円預けて100円。小学生のお小遣いレベルしか増えない。
やってられなくなりますよね、資産を形成するのにいったいいくら預ければいいんだと。
つまり、大手銀行の金庫の中でお金を眠らせておいても正直雀の涙くらいしかお金は貯められない、ということです。
方法1:ネット銀行をメインバンクにする
じゃあどうすればいいのか?
僕がおすすめする一つ目の方法は、大手銀行をメインバンクにするのではなく、預金する銀行をネット銀行にしてしまうということです。
ネット銀行と聞いて、怪しいとか不安だと思う人もいるかもしれませんが、やっていることは大手銀行とほぼ変わりません。
むしろネット銀行だからこそのメリットもたくさんあります。
- 銀行の窓口でやっている業務がネット上でできる=24時間取引できる
- コンビニのATMで手数料が安く済む
などが挙げられます。
ネット上に口座とか載せるのが不安というのも、僕も経験あるんで分かるんですが、ちゃんとワンタイムパスワードといったネット上のシステムで保護されるのでセキュリティー的にも不安はないですよ。
普通金利が0.1%、大手銀行の10倍
ネット銀行の最大の魅力は、普通金利の利率の高さ。
僕が普段使っている楽天銀行や、イオン銀行では普通預金の利率が0.1%。
100万円預けていたとしたら、1000円ずつ貯まっていく計算ですね。
大手銀行の10円と比べたら、なんと100倍!
これくらいなら、まだ預けようか!という気になりますよね。
ATM引き出し、振り込みなどの手数料が激安
大手銀行のカードでお金をATMから引き下ろしたり預けたりするとき、平日の営業時間なら無料でできますけど、夕方以降や土日祝日になると手数料が取られてしまいますよね。
あるいは振込をするときは、いつだろうが手数料が必要です。
でもネット銀行では、銀行によってその手数料の金額は違うものの、24時間いつ取引しても大概の銀行で手数料が無料になったり、安い金額で済むことが多いんです。
楽天銀行を使っていると、預けている金額に応じて月々無料になる回数が違ったりするんですが、引き出しや振り込みは手数料が複数回無料になりますよ。
小さいことですが、これが本当にありがたい。
なぜネット銀行と大手銀行の差があるのか?
となると、どうしてここまで大手銀行とネット銀行の差があるのか気になってきますよね。
これはもう、人件費のコストがあるかないかの違いなんです。
大手銀行は実店舗を日本全国に持っていて、そこでの業務に人を挟むことで親切な応対を心掛けています。
一方でネット銀行は店舗は全国見ても僅か数店舗、ほとんどの取引はネットを通じて行います。
ネット銀行のほうは、店舗での業務に人件費を使っていないので、その分をお客様の利率や手数料の削減に回すことができるというわけなんですね。
方法2:証券口座を作り、投資信託をする
ひとまずネット銀行を作り、普段はそこにお金を置いておくことで利率を0.1%まで上げることができるのは分かりました。
しかし、それでも1年間で貯まる金額は1000円ほど。削減される手数料とかを含めても資産形成には厳しい金額ですよね。
そこで僕がお伝えする二つ目の方法が、証券口座を作って投資信託をすること。
証券とか投資とか聞くと、それだけでびびってしまう人もいますが、それは知識がないだけで証券口座や投資信託は全くもって不安がる必要のないものと言えます。
投資信託を分かりやすく言うと、あなた自身が投資をやるのではなくてあなたの持っているお金を投資のプロが世界中の投資先に取引してくれ、安定して資産形成を行う手助けをしてくれるもの。
証券口座は、投資をするために必要な銀行口座とは別口の口座です。
このあたりのことは、僕も本を読んで勉強しました。
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この本は「投資信託とはなんぞや」という初歩的な部分から、「どんな投資信託を選んだらいいか」という深い部分までを、投資信託のプロが分かりやすく教えてくれる必読の1冊です。
投資信託のなにがすごいのか
ではおすすめする投資信託のどこがすごいのか。
それは、ほとんどほったらかしに証券口座にお金を置いておくだけで、利率8%くらいで資金を運用してくれるというところ。
もちろん、世の情勢や選ぶ投資信託によって率が変わったりしますが、上の本を読んでちゃんと選べば安定した利率はキープできると思います。
実際、僕も投資信託を始めてまだ1年ですが、今年一年間毎月3万ずつ証券口座に預けていった結果、28,164円の利益が出ています。
毎月3万で今が11カ月なので33万円、それで28000円8.5%のプラスが出たら相当優秀なのは、先ほどの大手銀行の普通預金の利率を見てもらえば分かるでしょう。
これだけもほったらかしているだけで毎年3万近くの利益が出るんですごいのですが、投資信託のすごさはここから先です。
今年は36万(3万×12カ月)で運用しましたが、これを継続して来年も続けるとどうなるか。
72万(3万×24か月)+今年の利益3万が加わって75万で資金を運用する形になるので、同じように8%の利率が続けば63,750円の利益。
そのまた翌年は108万(3万×36カ月)+利益93,750円が加わり117万で資金を運用、99,450円の利益。
というように、年々続けていくことで発生する利益が増えていくのが分かるでしょうか。
しかも増え方が比例ではなく、二次曲線のように右上がりに。
このグラフでは利率が8%だとして毎月5万ずつ投資信託に回し続け、20年後のタイミングから毎月5万投資信託から引き出すようにした場合の、金額の移り変わりを示したグラフです。
20年経つころには3000万を超え、そこからは毎月5万を引き出しているのに資金は増え続け、30年経ったころには6000万近い金額になっています。
必要なことは、口座を新しく作ること・お金を毎月貯蓄すること
投資の世界は確かに奥が深く、素人がいきなり踏み込んで成功できるほど甘い世界ではありません。
しかも30代をこれから迎える人たちにとってはメインの仕事がなかなか忙しく、お金のことをじっくり勉強できる時間も取りづらい。
だからこそ、投資信託をうまく活用してほしいなぁって思うんです。
投資の運用はその道のプロに任せて投資信託を選択するのが最も賢い生き方なんじゃないでしょうか。
始めるのにもそんな難しいことも必要なく、証券口座と投資信託を選択することだけ。
貯蓄用の資金は投資信託で運用し、普段使うお金に関してはネット銀行をフル活用する。
これこそが、資産を増やしていく最強の方法だと僕は思います!
最後に
- もうすぐ30代なのに貯金の方法がわからない・・・!
- みんなどうやってコツコツお金を貯めているの?
人にはなかなか相談しにくいお悩みに答えるべく、今回はお金の動きをよく見てきた元経理ブロガーのわかやまゆうやさん(@wakayamayuya)がお金にかんする記事を書いてくださいました。
お金の動きを知ったり資産をつくることはとっても大切なことですが、学校では詳しいことは教えてくれません。
だからこそ自分自身で学んで実践していく必要があります。
ここまで記事を読んでくださったあなたは、「貯金なんて出来そうにない!」から「これなら貯金できそう!」という考えに傾いていませんか?
わたしも、この記事を読んであゆちゃんのライブに行くための資金確保のために投資信託に挑戦してみようかなと思います!!
ゆうやさん、とってもわかりやすい記事をありがとうございます!
with LOVE, nana
この記事を書いてくださった方
わかやまゆうやさん
ブログ:わかやまだいありぃ
Twitter:@wakayamayuya