LIFE | 人生観

質問力を高める。聞き方が悪いと損をするかも!?良き質問者になろう。

こんにちは。nana(@nana_in_nz)です。

あなたは、自分の考えに自信がないとき・これから何かを始めようとするときなど、誰かにアドバイスや意見を求めることはありますか?

 

わたしも、信頼のおける人にアドバイスを求めることはたくさんあります。

他人にアドバイスや意見を求めるとき、求めていた回答が得られていますか?

 

そうでない場合、もしかしたら質問の仕方にちょっと工夫が足りないのかもしれません。

もし「いつも聞きたいことと違う答えが返ってくる」というのであれば、質問の主旨が相手にきちんと伝わっていないのかもしれません。

 

ほんの少しの工夫で、相手が思わず回答したくなるような質問をすることが出来ますよ。

他人にアドバイスや意見を求める理由

他人にアドバイスや意見を求める状況を想像してみましょう。

それってきっと、ほんとうは心の奥では答えが出ていることかもしれません。

じゃあ、なぜ自分の気持ちに素直に従って動くことが出来ないのでしょうか?

肯定してほしい

たいていの人は、自分と同じ意見の人がいると安心するものです。

わたしも、小心者なのでよくわかります。

 

自分の意見はあるけれども、合っているのかな?大丈夫かな?と自信を持てないとき、信頼のおける人が同じ意見だったら安心しますよね。

背中を押してほしい

やろうとしていることを応援してくれる人がいればとっても心強いです。

あと一歩踏み出すだけなのにそれが出来なくて怖気づいているあなたは、ただそっと背中を押してほしいだけではありませんか?

助けてほしい

本当にどうしようもなく、途方にくれてしまうことが人生で幾度となくあるかもしれません。

ただただ「どうしたら良いのか」考える力がなくなってしまって、この先の未来をすべて他人に任せてしまいたくなるのかな・・・。

 

でもそんなときこそ、再燃発起のチャンス!

他人が決めたことという逃げ道を作らず、自身の手で道を切り拓いていくことであなたの強さはますます輝くのです。

なぜ質問をするのか

あなたがなぜその質問をして他人にアドバイスや意見を求めるのか、ハッキリしましたか?

これだけでも聞き方の質は上がるかもしれません。

 

ではここから先は、どのように質問すれば良いのかを考えていきましょう。

こんな質問の仕方は残念な人

すぐに回答ができない質問をする人

質問がザックリとしすぎていて、回答する側が質問を掘り下げる必要があるのは手間がかかります。質問の意図がよくわからない場合も同じです。

せっかく親身になってアドバイスしたくても、質問がしっかりしていないと回答することが出来なくなってしまいます。

今の仕事をやめたほうがいいと思いますか?(状況が全くわからないのにいきなりこの質問をされても答えようがない。)

黙っていても他人が情報を提供してくれると信じている人

自分は質問をしたからと言って、あとは回答を待つだけ。今後もう二度と回答をしたくなくなるパターンです。

質問をしたらあとはきっと誰かが解決してくれるだろうという考えを持っているのであれば、今すぐ払拭しましょう。

◯◯について詳しい方、情報をいただけませんか?(聞きっぱなしでその後のアクションなし)

自分の理想と違った意見は拒否する人

意見がほぼ固まっている場合に多いのがこちらのパターン。

他人が「こうするとどうかな」と別の提案をすると何かしら否定してしまう人がいます。

そんな人はアドバイスや意見を求めるのではなく「応援してください!」と背中を押してもらったほうが良いでしょう。

せっかくアドバイスをしても、聞く気がないのであれば答える方の気分を害してしまうだけです。

自分はこうだと思うのですが、どう思いますか?→(思うような回答が来なかった場合)でも、◯◯だから…(と続き、決して受け入れない)

感謝・行動をしない人

どんなに丁寧な質問の仕方だとしても、感謝の気持ちを持たなければ回答した方はとても悲しい気持ちになってしまいます。

また、行動に移せない場合も同様です。

意見やアドバイスをいただいたことに感謝し、それを実践して行くことで初めて意味を成すのです。

コミュニティにおいて見つけた良い例と悪い例

オンラインのコミュニティにおいて、良い例と悪い例を発見しましたので、一部内容を変更してご紹介します。

良い質問者の例

◯月にワーホリで○○という街に行きます。今保険で迷っています。

A保険・B保険・C保険、この中で補償内容も掛金も違いますが、決めかねています。

不安があるようなら医療費は無制限の方がいいですか?よかったらアドバイスお願いします。

期間は、一時帰国するか未定なのでとりあえず半年の方がいいか、帰らないで一年過ごすつもりで一年にするか…

ワーホリ経験のある方たちはどうしてましたか?よろしくお願いします。

とても良い質問の例です。

 

具体的にどのようなアドバイスがほしいのかと、経験談を聞きたいということがしっかりと書かれています。

 

実際に回答する側としても答えやすいため、多くの回答が集まっていました。

自分が調べた上で、何が不安なのか・期間についての疑問・経験者の話を聞きたいという3点を書いているため答えやすく、回答が集まったのでしょう。

わたしも、この質問へは経験談と期間についての注意を回答させていただきました。

残念な質問者の例

やりたいことをやらずに歳をとっていくのは嫌だと思い、◯月からワーホリでニュージーランドに行くことになりました。

〜中略〜

仕事を見つけることは英語力もないのでなかなか厳しいと思っています。

NZで生活するにあたっていろいろアドバイスいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。

友人に相談するならまだしも、オンラインのコミュニティにおいてこの質問はかなり答えづらい。

わたしが見た時には回答はありませんでした。

 

この文脈からだとどんなアドバイスがほしいのかよくわからないですよね。

仕事の見つけ方?英語力をつける方法?それとも・・・?

住もうとしている街もわからないですし、答えたくても「どこの街に住む予定ですか?」「どんな仕事をしたいと思っていますか?」などと質問をしないと答えられないんです。

 

明確なのは、「英語力がないので」に対して「英語を勉強してきましょう」ということでしょうか。

 

 

しかし更なる強者がいました。

○○市(日本で言う「東京都」くらいのくくり)で貸し家探してるんですが情報ある方紹介よろしくお願いします。

この質問を読んだとき、目を疑ってしまいました。

nana
nana
これって、ほんとうに情報が欲しい人の質問なの…?

 

黙っていても他人が情報を提供してくれると信じている人の典型的なパターンですが、これは他人に情報を求める質問の仕方ではないですよね。

 

なぜだと思いますか?

  • 地域名が入っていない(「◯◯区」や「◯◯区〜◯◯区周辺」など)
  • 何人で住むのか書かれていない
  • いつから借りたいのか書かれていない

貸家の情報がないわたしでも、回答にこのくらいの情報はほしいのでは?と予測できます。

親切な方が

もっと、どこの地域で探しているなどと書いてくれたほうが回答しやすいですよ

と答えていましたが、わたしなら答える気が失せてしまいます。

良き質問者になるために心がけたいこと

質問の内容を整理する

上記で紹介した良い質問者の例のように、質問が整理されていると答えやすいですね。

  • ひとまずここまで調べた・やってみた→それでもわからない。
  • こんな状況にはこういったもの良いのか。
  • このような場合の経験談を聞きたい。

自分が回答する立場になったとき、答えやすい質問かどうか考えてみましょう。

自分の意見を持つ

アドバイスをいただくとき、相手に言われたことを何も考えずに行動に移すのでしょうか?

きっとそうではないはずです。

 

自分はこう考えているということを、自分の中に持っておくのが良いですね。

わからないことを解決する際も、わからないなりにどこまで手を付けられたか、といったことも質問に添えると回答者もその先から伝えることが出来ます。

否定的な意見や反対意見についてもその理由を考える

すべてがあなたの意見と一致するとは限りませんよね。

あなたの想像を遥かに超えた突拍子もないアイディアだったり、もしくは真逆の考えを持っている人もいるかもしれません。

 

そういった意見は実はとても貴重です。

自分とは反対の意見を持つ人がいるということは、何かしらの理由があるはず。

なぜそういった意見があるのか考えてみると、なにか大きなヒントが隠されているかもしれません。

答えてくれる人に感謝する

質問を聞いてくれたこと、相手が時間を割いて答えてくれたこと、そういったことはとてもありがたいことだと思います。

例えそれがあなたの望んでいた答えではなかったとしても、自分ひとりでは不安だったり解決できなかったことを誰かに聞いてもらえたということ、その時間はあなたのことを真剣に考えてくれたということです。

限りある時間を自分のために割いてくれたことに、感謝の気持ちを持っていたいですね。

場合によっては、その後の報告をする

そのアドバイスや意見を取り入れてみてどうだったのか、場合によっては回答者に報告してみましょう。

更なるアドバイスをいただけるかもしれませんし、あなたのことを応援してkれる人が増えるかもしれません。

 

自分がアドバイスをした人から、「あなたのアドバイスのおかげで好調!」と報告してくれると嬉しくありませんか?

嬉しいことは、あなたもどんどん相手に与えましょう。

まとめ 質問内容と自分の考えを整理して、良き質問者になろう

質問したいとき、アドバイスがほしいとき、そんなときは一度頭の中を整理してみましょう。

  • 質問の内容を整理する
  • 自分の意見を持つ
  • 否定的な意見についてもその理由を考える
  • 答えてくれる人に感謝する
  • 場合によっては、その後の報告をする

今までの質問にちょっと手を加えて、あなたの質問をよりわかりやすく、伝わりやすくしてみませんか。

 

そうすることで、あなたが求めていること、またはそれ以上のものが得られる可能性がグッと増すことでしょう。

 

 

 

with LOVE, nana