こんにちは、タイトルどおり、たった4日間でビザが降りておったまげているnana(@nana_in_nz)です。
今回は、ニュージーランド国内からオンラインでパートナービザを申請しました。
ビザ降りました☻!
5/23 ビザ提出(レントゲンを後で出す旨のレターを添付)
5/27 受理済みの連絡(レントゲン待ち)
6/10 レントゲン撮影、ドクターからオンライン提出
6/14 ビザ承諾実質4営業日。
こんなに早く降りるとは思ってなかったからビックリしたけどひと安心☻ https://t.co/fnmilzzwGZ— nanaTA SFC修行完遂✈︎数字アレルギーバイヤー (@nana_in_nz) June 14, 2019
今後パートナーシップビザを申請する方にとって参考になるといいなぁと思い、今回はわたしのパートナーシップビザ準備から取得までの流れをご紹介します。
ニュージーランドでパートナーシップビザ。準備、申請、承認までの流れ

パートナーシップビザを準備し始めてから申請、承認までの流れはザックリ以下のとおり。
- 2月中旬…警察証明(無犯罪証明書)取得のため、日本領事館に指紋採取の予約(約1ヶ月先)。
- 3月中旬…警察証明取得のため、日本領事館で指紋採取。
- 4月中旬…警察証明が日本から届いたとの連絡あり。(5月中旬ピックアップ)
- 5月上旬…必要書類を作成、知人などに協力依頼。
※このとき、オンラインで6月に申請する予定でした。 - 5月中旬…「今月申請しちゃえば、もしかして全部の健康診断不要かも!?」と気が付き、一時帰国前日に慌ててオンラインで申請。
- 6月上旬…一時帰国から戻ってすぐ、ドクターでレントゲン撮影。
- レントゲン撮影4日後…受付完了の連絡もないままでしたが、晴れてビザ承認!!
5月中旬から6月上旬に一時帰国の予定があったので、ニュージーランドに戻ってきてから申請するつもりで準備を進めていました。
しかし、いろんな準備を進めていくうちに日本へ飛び立つ2日前に
と気がついたんです。
ちょこちょこと準備は進めていましたが、ニュージーランドから出国する前に申請したかったので、日本への帰国が迫っていたにもかかわらず慌てて2日前に最終準備をしました。
そして、帰国前日の夜にオンラインで申請することにしたんです。
パートナーシップビザ、正式名称は実は…
よく「パートナーシップビザ」「パートナービザ」と呼ばれているこのビザは実は正しい名前ではありません。
今回わたしが取得したビザはWork Visa – Partner of a worker(ワークビザ)という名称です。
※この記事では、わかりやすいように以降「パートナーシップビザ」と表記しますのでご注意ください。
パートナーシップビザのオンライン申請に必要な準備するもの
わたしと同じ状況(パートナーがワークビザ)のパートナーシップビザのオンライン申請に必要なものは次のとおりです。(2019年5月現在)
- 移民局の「Real me」オンラインアカウント
- パスポートの情報
- 警察証明(無犯罪証明)
- 健康診断とレントゲン撮影
- パートナーシップを証明するもの
- 申請費用・クレジットカード
- スキャナーまたはスキャナーアプリ
情報は変化するので、申請するときには必ずImmigrationのホームページで確認してみてくださいね。
Information about Partner of a New Zealander Work Visa
自分のビザはどれに当たるか?というのは、下記リンクから確認できます。
Apply for a visa | Immigration New Zealand
では、わたしがビザ申請の準備に使ったものをご紹介します。
移民局の「Real me」オンラインアカウント

Immigration New Zealandにアクセスして、「Create a RealMe login」をクリックしてアカウントを作成します。
アカウントの作成は、項目に従って入力していくだけなので特に難しくはありません。

パスワードの他に、秘密の質問3つと5桁のPINナンバーを作成します。
忘れてしまわないように気をつけましょう。
実はわたし、3年ぶりにReal meログインしようとしたところ…
秘密の質問もPINナンバーはおろか、ログインに使っていたメールアドレスとパスワードまで全て忘れてしまっていたんです。
電話で問い合わせをして、秘密の質問(質問はすでに決められている)の答えをどんなふうに書いたか、思いつく限り回答してなんとかアカウントを復活させました。
ピンチのときこそ、簡単な英語でも通じると嬉しいと思ってしまう癖は抜けません(笑)
パスポートの情報
ビザ申請時は、パスポートに記載された情報を入力していきます。
手元にパスポートがあればここは簡単。
警察証明(無犯罪証明)
警察証明の申請は、日本領事館で行いました。
お仕事の時間ですが、すこし抜けてらこちらへ。
ビザ申請のための書類のひとつ、警察証明の発行に来ました。 pic.twitter.com/ADvictBDUo— nana🇳🇿TA SFC修行完遂✈︎数字アレルギーバイヤー (@nana_in_nz) March 11, 2019
3年前は予約なしでも大丈夫でしたが(ビザ申請に必要な書類で一番時間がかかる!?犯罪証明書の申請)、今は予約が必要です。
予約はわたしのときは1ヶ月先でした。(2019年3月現在)
オークランドにお住まいで領事館で警察証明を発行する場合は在オークランド日本国総領事館の説明にある外部サイトから予約できます。
受け取りまでの注意事項や必要な持ち物なども記載されていますので、確認してみてくださいね。
健康診断とレントゲン撮影
健康診断とレントゲン撮影は、36ヶ月以内のものが有効になります。
わたしの場合、レントゲンは2015年ワーキングホリデーでニュージーランドへ来る際に撮ったきりでしたので確実に撮り直しが必要でしたが、健康診断は3年前に行っています。
このとき「3年前に受けたから、健康診断は必要」と思いこんでいたんです。
でも実は「健康診断を受けたのは36ヶ月以内」つまり、健康診断は必要ないかもしれないと気がついたのが、5月に日本へ帰る2日前でした。
ということで、日本へ一時帰国する前に申請することのしたのです。
今回のビザの申請、実はレントゲン撮影を済ませていない状態で申請しています。
どういうことかというと、オンラインで申請するときに申告できるのです。
- レントゲン撮影は必要?
- レントゲン撮影は終わった?
- まだの場合、指定のドクターから送られてくる?
- どこのドクターから来る?
このように、オンラインの申請フォームでYes/Noの質問に答えていきます。
申請後にレントゲン撮影をしても問題ありません。
パートナーシップを証明するもの
パートナーシップを証明することは、簡単に言うと二人の愛が真実であることの証を片っ端からかき集めることです。
精神面や経済面でシェア・サポートしあっていることを証明できるものが必要です。
パートナーからのサポートレター
ワークビザを持っているパートナーから、愛を公に向けて語っていただくレターです(笑)
移民局のオフィサーに対し、
ぼくたちは一緒にニュージーランドに来て今まで大切に愛を育んできたから、これからも一緒にこの国にいるための許可をください。
っていう内容のお手紙を書いてもらいます。
もちろん、パートナーに書いてもらうものだから快く書いてくれます。
前回のパートナーシップビザを申請するときには、このレターをすっかり忘れていました。
が、無事にビザは降りていますので結果オーライ(笑)
二人名義の銀行口座(シェアアカウント)の明細
二人の銀行口座は、二人が経済面でお互いにサポートしあっていることを証明できます。
銀行の窓口で「6ヶ月分の明細をください」と尋ねても良いですが、オンラインでビザを申請するならオンラインで明細をダウンロードするのがおすすめ。
指定した日付のぶんをPDFでダウンロードして、そのまま申請時にアップロードできます。
わたしたちのシェアアカウントの使い方はシンプルです。
二人で使う・貯めるものはシェアアカウントで、それ以外は個人のアカウント。
- 個人アカウントにお給料が入ったら、決めた分をシェアアカウントにトランスファー(振替)する
- 家賃の引き落としをシェアアカウントに指定する
- 二人で使う日用品・食品などの引き落としに使う
- 二人でのお出かけや旅行でもシェアアカウントを利用する
ほかのカップルのみなさんも似たような使い方が多いのかな?
このような使い方ですと問題ないかと思います。
二人が一緒に住んでいることを証明するもの

銀行口座の明細でもOK。
上記で銀行講座の明細をダウンロードしたら、二人の名前と住所が載っている部分をスクリーンショットしてわかりやすいように囲みました。
そのほか、お友だちがわたしたち二人の連名で送ってくれたお手紙も、写真を撮ってアップロードしました。
二人の知り合いからのリファレンスレター
お友だちに頼んで「二人は愛し合っています」という証明をしてもらうレターです。
複数のひとに書いてもらうと良いですね。
そのほか、住所が書いていないけれど連名でいただいたお手紙も用意しました。

オンライン申請なので、お手紙の写真を撮ってアップロードするだけです。
二人の関係が真実であることを証明するもの
それってなんやねん?!となるかもしれませんが、そんなに難しくはありません。
二人で一緒に旅行したときのチケットやアルバム、手紙やメールのやりとりなどを提出します。
と思ったので、わたしは提出しませんでした(笑)
ただ、場合によっては移民局の担当者さんからSNSでのやり取りのスクリーンショットをリクエストされることもあるようです。
申請費用とクレジットカード
ビザの申請には費用がかかりますが、オンラインの場合支払いはクレジットカードです。
2019年5月現在、VisaかMasterのみ対応。
クレジットカードは、ライフスタイルや趣味に合わせて適切なものを選んで賢く使いたいですね。
書類をパソコンに取り込むためのスキャナーまたはスマートフォンのスキャナーアプリ
オンライン申請なので、書類はすべてパソコンに取り込む必要があります。
自宅にスキャナーがあれば問題ありませんが、ない場合もスマートフォンのアプリで大丈夫。
会社のプリンタのスキャナー機能も使わせてもらいましたが、アルバムなどはCamScannerというアプリを使いました。
アプリを起動してカメラで資料にしたいものの写真をとると、保存形式がjpgやpdfなどから選べます。
好きな形式で保存したら、それをメールで送信したりGoogle DriveやDropboxにシェアすると、パソコンで開けるようになります。
無料版だと下のほうに「CamScanner」と入るのですが、ビザの申請にはまったく問題ありません。
実際にパートナーシップビザのオンライン申請で提出したもの
ここから先は、実際にわたしが提出した書類を一挙大公開!!
無犯罪証明書

無犯罪証明書は、領事館で無料で発行してもらいました。
表面にはこのような注意書きが…。

前回はオンラインではなくすべての書類を移民局へ直接持っていったので、もちろん開封せずに提出しました。
しかし、今回はオンライン申請です。
と思って、これまでオンライン申請をした皆様に尋ねてみたところ…
とのこと。
だって、封筒をアップロードしてもどうしようもないもんね…。
オンライン申請がメインになりつつある今、封筒の注意書きを変更していただきたいものです。
というわけで、警察証明は「開封無効」の注意書きを無視して開封してアップロードしました。
パートナーに書いてもらったサポートレター
前述のとおり、パートナーCさんにわたしへの愛を証明するレターを書いてもらいました。
A4用紙に収まるくらいでじゅうぶんです。
共用銀行口座の明細書半年分(銀行明細と居住証明を併用)
こちらも前述のとおり、シェアアカウントの明細を半年分。
明細を出したい年月日を指定できるので、必要分だけ用意します。
明細書には住所が載っていたので、最初のページのみ居住証明としても使いました。
エクセル(Excel)で作成したフォトアルバム

自分がやる作業で一番時間がかかったはこれ。(こういう作業好きだから苦にはならない)
MicrosoftのExcelを使って、簡単なアルバムのようなものを作成しました。
お互いの家族の結婚式や記念日のお祝いなどのイベントごとと、週末のお出かけなど。
A4用紙にすると1年で2ページです。1年ごとに1ページくらいでもいいかも。
二人だけの写真以外にも家族やお友だちと一緒に写っている写真も入れました。
手書き(趣味でつくっている)旅行のアルバムの写真

提出用として作っていたはないんですが、趣味で作っているアルバムもあったので、ここぞとばかりに活用(笑)
このアルバムは、前述したCamScannerでいくつかのページをPDFにして、アップロードしました。
一緒に旅行したときのチケット

一緒に旅行したときに、チケットや予約番号のメールがあればそれを提出できます。
わたしたちは、年末にQueenstown(クイーンズタウン)へ旅行に行っていたので、そのときの旅行日程表を提出しました。
友人に協力してもらったリファレンスレター2通
ニュージーランドに来てすぐお世話になっているよさこいソーランチームのリーダーと、会社の上司(上司になる前から親しくしてくれていた尊敬できるお姉さん)にお願いしました。
二人ともパートナーに会ったことがあり、食事をしたりラグビーを観に行ったりしたことがあるので、そういった内容もレターに書いてくれています。
レントゲン撮影(後出し)

レントゲン撮影は5月にビザ申請したときは用意しておらず、後ほど提出しています。
ビザを申請して数日後、移民局から受付完了メールが来ました。
ビザ申請を受け付けました。
レントゲン撮影を5日以内に提出してください。もし5日以内に提出されない場合は、進行中の状況から受付待ちへ回されます。
メールを受け取ったときは日本にいて、5日以内には提出できない状況です。
メールは返信できないので、Wordで簡単なお手紙を作成しました。
移民局ご担当者様
リクエストされているレントゲン撮影は、今は提出できません。
6月10日に109 Doctorで予約しているので、終わり次第ドクターからアップロードされます。
よろしくお願いいたします。
このような内容のレターを「その他の書類」として追加アップロード。
メールには返信できませんが、オンライン申請だといつでも追加で書類をアップロードできるんです。
(ただし、あまりにも整っていない状態で申請してしまうと準備が出来ていないように見られてしまうので必要最小限に抑えるほうが良いとの話も耳にします。)
そしてレントゲン撮影を終えてもう一度確認のレターをアップロード。
移民局ご担当者様
リクエストされているレントゲン撮影が完了しました。
109 Doctorからアップロードされますので、よろしくお願いいたします。
パートナーシップビザが承認されるまでにかかった日数は、実質4日間
すべての書類をアップロードしたあと、もう一度「レントゲン撮影を受け取りました。ビザの審査中です」というメールが来るのかと思って待っていました。
レントゲン撮影後、3日経っても何の音沙汰もなかったので
と心配になっていたんですが、受付完了の連絡をすっ飛ばして承認されたので、本人がとても驚いています(笑)
今回の流れをまとめると…
- 2月中旬…警察証明(無犯罪証明書)取得のため、日本領事館に指紋採取の予約(約1ヶ月先)。
- 3月中旬…警察証明取得のため、日本領事館で指紋採取。
- 4月中旬…警察証明が日本から届いたとの連絡あり。(都合により5月中旬ピックアップ)
- 5月上旬…必要書類を作成、知人などに協力依頼。
- 5月中旬…レントゲン撮影を以外の書類でオンラインで申請。
- 6月上旬…レントゲン撮影、ドクターから書類アップロード。
- レントゲン撮影4日後…ビザ承認!!
必要書類を全て提出した後はたった4日間でビザが承認されました。
この記事をご覧のビザを申請される皆さんも、準備をしっかり整えてビザ申請がスムーズにいきますように。
with LOVE, nana
ビザの条件は、短期間でも変更・更新されていきます。
ビザ申請時の最新情報は、ご自身で必ずニュージーランド移民局を確認してください。
法律により、ビザについての個別アドバイスができるのは専門の資格を取得した移民アドバイザーのみと定められています。