New Zealand

ニュージーランドで初めてのプロ野球チーム結成!さっそく観戦してきました

こんにちは、野球大好きnana(@nana_in_nz)です。

北海道に住んでいた頃はよく高校野球や日本ハムファイターズの試合など観に行ったものですが、ここ最近はめっきり見に行く回数が減っていました。

ニュージーランドは残念ながら、野球が日本ほど盛んではないんです。

 

しかし、ついにニュージーランドのオークランドにプロ野球チームが発足されました!

オーストラリアのプロ野球リーグABL (AUSTRALIAN BASEBALL LEAGUE) が2チーム増設となり、そのうちの一つが【Auckland Tuatara】です。

 

さっそく試合を観戦してきました。ニュージーランドのプロ野球チームはどんな雰囲気だったのでしょうか?

Auckland TuataraのTuataraって?

オークランドのプロ野球チーム「トゥアタラ」はこんな姿

トゥアタラは、和名でムカシトカゲという爬虫類です。

恐竜時代からニュージーランドに生息していて現在は「生きた化石」とも呼ばれ、絶滅危惧種に指定されています。

 

そんなトゥアタラがマスコットのオークランドのプロ野球チーム、期待したくなっちゃいます!!

Auckland Tuataraの選手たち

2018年に結成されたばかりのほやほやチーム。

ニュージーランドの選手はもちろんアメリカの選手も多く、台湾、中国、カナダ、そして日本の選手が登録されています。

今季派遣されている千葉ロッテマリーンズの選手たち

ニュージーランドの野球と切っても切れない人物が、元千葉ロッテマリーンズの選手で現在は同一軍投手コーチの清水直行さん。

清水さんはニュージーランドに移住後も日本野球を世界に広めるための活動を続けています。

 

そういったこともあり、今シーズンオークランドトゥアタラには千葉ロッテマリーンズから下記3名の選手が派遣されています。

  • 酒居知史投手
  • 種市篤暉投手
  • 平沢大河内野手

 

日本のプロ野球の試合は久しく観ていなかったので最近のことは日本ハム以外ほとんど知らなかったのですが、それでも野球大国の日本からこうしてはるばる海外に野球をしに来てくれることはとても嬉しいことです。

Auckland Tuataraの試合観戦をした感想

試合風景

観戦したのは12月1日土曜日の試合で、あいにくの曇り空、さらには雨も降り出してしまったほどでした。

そんなお天気のなかでも、ニュージーランドで野球を観られる喜びを噛み締めてしっかり観てきました!

Auckland Tuatara VS Canberra Cavalry

Japan Baseball Day として開催された

現在キャンベラのチームには、同様に横浜DeNAベイスターズから4選手(今永昇太投手、三上朋也投手、国吉祐樹投手、青柳昴樹外野手)が派遣されています。

そのため日本人どうしの対戦として、2018年12月1日の試合は「Japan Baseball Day」と謳われたのです。

Auckland Tuataraのホームグラウンド McLeod Park は仮設球場?!

ホームグラウンドのMc Leod Park

日本のドームを想像してはいけないと思いつつも、屋外の「野球場」を想像していたわたし。

「球場」とはいっても「野球場」ではないんですね。野球が盛んではないから当然といえばそうです。

 

2018年12月現在、まだ野球が大きく広まっていない中でも、こうして試合ができる環境を整えてくれたことに感謝ですね。

ニュージーランドと日本の野球はこんなに違った

高校野球・大学野球、そしてプロ野球も盛り上がる日本と、やっとプロ野球チームが立ち上がったニュージーランド。

様々な違いがありました。

ニュージーランドと日本の野球の違い① 球場と試合

イニング間でダンスを披露するトゥアタラのマスコット
  • バックネット裏には観客席なし、テレビ撮影などの関係者のみが入れる
  • 観客席は屋根なし、ネットもないのでファウルボールがびゅんびゅんくる(危ないので要注意です!
  • VIP席は外野側、テーブルとベンチがあって食べ物・飲み物がついてくる(試合は見えにくそう?)
  • 電光掲示板が常駐ではなく、バックスクリーンにパソコンのスコア画面を映したものだった
  • 出店が遠く、一度グラウンドから離れるので試合の途中には抜けにくい

 

試合途中の交替・グラウンド整備時にプチイベントもありましたよ〜!

トゥアタラのダンスや、Tシャツを水鉄砲みたいなの(名前がわかりません)で観客に向けて発射したり、お客さんがタイヤを転がして走ったり、キャップをいくつ重ねて被れるかという地味な挑戦をしたり・・・。

 

内容こそ日本とは違うけど、合間にも楽しんでもらいたいという図らいは同じだなぁと感じました。

ニュージーランドと日本の野球の違い② 観客と応援

横浜スタジアムにて。こうしてみると日本の観客の多さがわかります。(ヤクルトの川端選手が背番号36の頃、2011年です)
  • 観客が少ない(この日は天気が悪かったせいもありそう)
  • 応援グッズ(タオル、メガホンなど)を持っている人が少ない
  • “Go Tuatara!” などの掛け声が多く、選手個人に対してよりチームに向けた声援が目立っていた
  • ファウルボールは、キッズがみんな外まで走って取りに行く
  • 打撃時の曲は流れるが、替え歌はない
  • ホームラン打ったときも、立ち上がる人が少ない

 

まだまだ野球に対する関心が深くないんだなあと、観客の少なさで感じました。

でもそんな中、野球を観たい!応援したい!という気持ちで応援に来ている人たちがいるのも事実。

まだ話題に上がらない状況でも足を運びに来る人たちこそ、本当に野球が好きなんじゃないかなと思うんです。

 

きっとこれから、ニュージーランドプロ野球・オークランドトゥアタラを盛り上げていく人たちになることでしょう。わたしもその一員になる!

ニュージーランドの野球観戦、持ち物はこれを持っていくべし!

  • 日焼け止め
  • 帽子
  • サングラス
  • 羽織もの(日光対策、寒さ対策)
  • レインジャケットか傘
  • ブルーシートやアルミなど防水性のあるシート

 

言わずもがな、ニュージーランドの紫外線はギラギラ強いです。日光対策はもちろん必要。

 

それからオークランドはお天気がとっても変わりやすいので、曇りの場合も湿度が高ければ雨になるかもしれません。

通り雨もよく降るうえ仮設球場には屋根がないので、突然の雨に打たれないよう雨対策もしておきましょう。

 

防水シートは、ベンチに座っているときに膝の上にかけて雨対策が出来るので便利です。

外野席だと芝生なので、シートを敷いてピクニックしながら野球観戦できますね。

ニュージーランドで初のプロ野球チームAuckland Tuataraをもっと盛り上げたい!

とある選手に書いてもらった、わたし宛のボール

ニュージーランドに大好きな野球がやってきた!

嬉しいことではありますが、まだまだラグビーなど他のスポーツに比べると人気が劣ります。

 

それでも実際に試合を見て野球が好きだということを再認識し、これからもっと盛り上げていきたいのでしっかり応援していこうと思います!

 

まだまだ駆け出しのAuckland Tuataraに心からのエールを!!!

 

with LOVE, nana