- 英語が話せるようになったらいいなぁ・・・
そんなふうに思ったことはありませんか?
わたしも、これまでに何度も英語が話せるようになったらいいなぁと思ったことがあります。
ではあなたに質問です。
もし高校四年生があったら、英語を話せるようになると思いますか?
- いくら文法を勉強しても単語を覚えても、いざ話すとなればハチャメチャな文法になるし覚えたはずの単語も出てこない…。
- いつまでも英語を話せるようにならないのはなぜか?
それがある本のおかげで明白になりました。英語を話すということに対してとんでもない考えを持っていたことにも気がついたんです。
なぜ「日本人はいつまでも英語を話せない」と言われながらも変わることが出来ないのでしょうか。この本を読めばあなたもきっと英語を話すことへの意識が変わることでしょう。
もしこの本を読まずに今と同じ方法でひたすら英語を勉強し続けていたら、「やっぱりダメだ・・・」と挫折に終わってしまうかもしれません・・・。
そうならないためにも、この本を読んで英語学習に対する考え方をスパッと変えることから始めてみませんか?
英語を話せるようになりたい日本人がやりがちな失敗
「聞き流すだけで英語がペラペラになる!」を鵜呑みにする
英語教材でよく見かける謳い文句ですが、聞き流すだけで英語がペラペラになるなんて都合の良い話はありません。
もしそれが本当なら、誰も「英語が話せない…」なんて悩むことはないのです。
英語を話せるようになるためには、自分が話す練習をしないといけません。
当然なんですが、この事実をきちんと受け止めると「聞き流すだけでペラペラ」にはなりませんよね。
自転車の乗り方をどんなに口頭で説明されても、実際に乗って練習してみないと乗れるようにはなりません。
それなのに英語を話すということになると「話す練習をしなくても話せるようになる」思ってしまうのはなぜなのでしょうか。
「ネイティブ講師が指導!」に惹かれる
日本人の多くは「ネイティブ講師のきれいな発音」に惹かれます。
実際にわたしがワーキングホリデーでオーストラリアにいるときも
- オーストラリアの訛りが・・・
- フィリピンの発音は・・・
なんていう会話をよく聞きました。
いくらきれいな発音の講師がいたとしても、講師が一方的に話しているの英会話スクールではあなたが英語を話せるようにはならないんです。
日本人は英会話を習う時、『自分がどれだけ話す時間を取れているか』に、もっと気を払うべきですね。そうじゃないと、結果は絶対に出ませんよ
ネイティブ講師の指導と聞くとつい「いいな」と思ってしまいがちですが実際に重要なことはそこではありません。
英会話を習うときに講師に求めることはきれいな発音よりも大切なことがあるんです。
それは次の3つ。
- 生徒が覚えた英語を聞いてくれる
- 発話を促してくれる
- 間違いを訂正してくれる
英会話スクールを選ぶときは、体験クラスなどでぜひこの3つにに注目してみてください。
英会話の最大の敵とその克服方法
知らず知らずのうちに、英会話がイヤになっていませんか?
最初は「やるぞ!」と気合十分だったのに、だんだんとモチベーションが落ちていませんか?
いかに自分がストレスなく、長く英会話に取り組めるか。まずはそこを見極めるべきですね
英会話スクールに通ったり教材で勉強をしたりしても、続けられる人がそう多くないのが現状です。
なぜなら、それがストレスとなっているから。
つまり、従来のやり方ではストレスにしかならず、挑戦しては挫折してしまうのです。
日本の英語教育は明治時代以来進化していない!?
日本の英語教育は『英語を使ってコミュニケーションを取る』ことではなく、『外国人が書いた物を日本語で理解する』ことがゴールだったんです
当時は英語の文献を理解するということが必要で重要でした。だから良かったんです。
でも、今求められているのは英語で書かれた文献を理解することではなく英語で会話をすること。
今の日本の現状をわかりやす例えている部分がありました。
古代文字を解読している考古学者たちと全く変わりませんよ。彼らは、解読はできます。でも、古代の言葉は当然話せません。
それと全く同じ状況が、現代の日本でも起きているんですよ
つまり、日本人は生きた英語を聴き、理解し、話すことが出来ないということ。
英語の成績が良かったり知識が豊富だったりする方でも、道案内や簡単な会話で戸惑ってしまうのはこのためなんです。
せっかく海外と日本が行き来しやすくなりグローバル化が進んでいるのですから、もっともっと生のコミュニケーションを大切にしていけると良いですよね。
もちろん英語で書かれた本を読んだり英語という語学を学ぶうえで文法や読解は必要です。その場合は日本の従来の英語の勉強方法が合っているのでしょう。
英語はツールではなく、生きた言語
『 話す』とは、頭にインプットされた情報を、相手に共通認識を持ってもらうために言葉を使って、口から音を発するという行為だ。そして、その情報の大部分はイメージで構成されている
これだと少しわかりにくいかもしれないので、例を出してみます。
日本語を話す時、たとえば「りんご」と言われた時に赤くておいしそうなりんごを頭のなかに思い浮かべませんか?
では英語を話すときはどうでしょう。
「APPLE」と言われた時、頭のなかで『APPLEは日本語でりんごだから・・・』という経路ができていませんか?
でも英語を話す人は、「APPLE」と言われた時点で赤くておいしそうなりんごを想像するのです。
日本語に訳すというワンステップがあなたの英会話を殺しています。
いつも『日本語で言ったら、何ですか?』と言う。日本語訳しないと気が済まなくなって いる。病気だ、母国語に翻訳しないと理解できなうと思うな。
よく言われることですが、英語を話すときは英語で考えるということは非常に大切なことなんです。
英語はリズムが大切で、日本語は明確さが大切
英語と日本語は、文法が違うことはもちろんですが話す上で重点を置くポイントも異なります。
ひとつひとつの単語はわかるのに実際の会話では聞き取れないなんてことはありませんか?
それは英語を話すときのスピードが関係している可能性があります。
英語は頭からピリオドまで一気に速く、リズム良く言う必要がある。
(中略)
英語は、『繋げてリズム良くスピードを出すことで、意味を伝える言語』だと割り切って考えるべきです。細切れで遅いのは、そもそも『英語』ではないんです
日本語はいつでも「ひとつひとつの音をハッキリ発音する」ほうが聞きやすく美しいとされますよね。
日本語は生ものではないんです。それは、助詞が意味を繋ぎ留める役割を果たしているんです。
まるで、サランラップみたいに鮮度を保てるんですよ。だから、語順や構成は気にしなくてもいいし、ゆっくり言っても大丈夫なんです
日本語では早口だとせっかちに見えますが、英語だとそうは見えませんよね。
日本語を話すときと英語を話す時に人格が変わってしまう人もいますが(わたしもそうです)、言語の特徴が違うのですから仕方のないことです。
まとめ 英語を話したいなら、英語をもっと話せ!
ここまで読み終えたあなたは、きっと「英語をもっと話したい!」と思っていることでしょう。
どんな工夫をして英語の勉強をしていくと「生きた英語」が話せるのか、そのヒントがこの本にたっぷりと詰まっています。
ぜひあなたのこれからの英語学習に役立てほしいなと思います。
with LOVE, nana