こんにちは。nana(@nana_in_nz)です。
2017年1月22日、ニュージーランドで一番人口の多い街オークランドで第二回成人式が行われました。成人式という行事は日本の独特な文化で、ニュージーランドでは成人になる年にみんなでお祝いをするというイベントはありません。その成人式というイベントをあえてニュージーランドで実施してしまうのは、とても面白いアイディアですよね。
実はこのイベントは昨年始めたばかりで、まだまだ改善点がいっぱいありました。わたしは昨年もサポーターとして参加していたのですが、今年の成人式は一体どうだったのでしょうか?
昨年の成人式の様子?オークランドで初の試みである成人式!
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第二回成人式が開会
「成人式」という文化がないこの国でどのような説明・宣伝・集客をしていくのか、たくさんの課題がありました。そしてついにやってきたこの日。「感謝」をテーマに掲げ、どんなイベントとなったのでしょう。
実行委員、ボランティアは黙々と準備を進めています。
今回の開場はホール会場で、ステージもあり学校の体育館のような会場でした。
開会セレモニー
幕が降りたままのステージ上で、実行委員によるあいさつ・開会の言葉とともに「成人式」の背景の説明がありました。
その後、いよいよステージの幕が開けて「オークランド成人式」の横断幕とともによさこいソーランのチーム「Southern Stars」が登場します。(わたしも踊りました!)
華やかに幕が開けました。
この後は新成人へ向けてお祝いの言葉。
次は歌のパフォーマンスです。ニュージーランド人の男の子Danielによるギターの弾き語り。日本語と英語で2曲披露してくれました。
続いて「磯村ブラザーズ」によるバイオリンとピアノのセッション。実の兄弟です。
この後新成人代表の挨拶と続き、開会セレモニーは終了です。
立食・フリータイム
ずーっと座って演舞やスピーチを聞いていると疲れますよね、お腹が空きますよね。ここでお待ちかねの立食タイムです。
会場の角にフードをズラリと並べていた形式だったので、一列に並んで取っていくスタイルでした。これだと、並んでいる間はフードが食べられないし交流もできずただ待っているだけの時間になってしまうんですよね。
立食に当てられた時間は15分間というかなり短い時間。最初に並んだ人と最後の方の人では楽しみ方が変わってくるのでは、と思いました。
とはいえ、みんなが大好きな巻きずし、綺麗にカットされ盛り付けてあるフルーツや大福などでお腹が満足したのは言うまでもありません。
アクティビティー
立食が終わる頃、突然ドドン!と太鼓の音がしてステージ上でパフォーマンスが始まりました。
さあ、ここから日本の文化や遊びを体験するというアクティビティーの時間です。けん玉、折り紙、羽つき、太鼓、書道。さまざまな日本の文化を体験したり、懐かしいおもちゃで遊ぶみんなは笑顔いっぱいでした。
似顔絵を書いてくれるボランティアも来てくれていました。
似顔絵を描いてもらう機会ってなかなかないですよね。とても面白いお祝いのプレゼントです。
チーム対抗クイズ
チーム対抗で日本のことに関する○×クイズを行います。ここではチームの人と相談したりすることによって新しい繋がりが出来ることも目的としています。
表彰式
それぞれのアクティビティーは、実はボランティアスタッフが一生懸命参加した人を管理していました。例えば太鼓の体験で個性的なパフォーマンスをした人だったり、そういった人を表彰し、またチームの表彰も行いました。
閉会
表彰式のあとそのまま閉会に移ります。実行委員長によるあいさつの後、最後にみんなで記念撮影が行われました。
(体育館のステージで記念撮影っていうのがなんだか部活みたいで懐かしい気持ちになりました。)
第二回成人式の感想とこれからへ向けての気持ち
今年で二度目を迎えたオークランドでの成人式。ありがたいことに、わたしは2回ともタイトル文字を書かせていただいたり、第二回である今回はよさこいソーランの踊り子としても参加させていただきました。
そんななか見ていて思ったのは、イベントに参加しているみんなはとても素敵な表情をしているということです。美味しい食べ物を頬張る姿、真剣にけん玉や書道に取り組む姿、新しく知り合う人と連絡先を交換する姿。
このイベントはとても面白い企画だと思うし、「日本にいる新成人が羨むくらいのイベントにしたい」という目標は、コツコツと改善しながら続けていけば達成できる年が絶対にくると信じています。
- 日本の文化やそれを伝えることにに興味のある人に、広くこのイベントを知ってもらうために何が出来るのか。
- どのようにイベントへ興味を示してもらうのか。
大雑把ではありますが、書道ボランティアという参加者と実行委員の間の立場からみて、これらが課題であると思います。
第三回成人式ではまたタイトル文字を書いたり踊らせてもらえたらいいな、と思いながらこの次はどんなイベントになるのだろうと期待を寄せているnanaでした。
with LOVE, nana