New Zealand

オークランドで初の試みである成人式!7年ぶりの成人式に参加しました。

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1月17日日曜日、New Zealandで一番人口の多いオークランドで、史上初の日本式の成人式が催されました。

成人式って、日本では二十歳になったらその学年の1月にみんなが集まれて、高校や中学以来のお友達と会える楽しみがあったりします。

ニュージーランドにはそういったしきたりがなく、お酒やタバコは18歳から買えるのですが、一番盛大にお祝いをするのは21歳のお誕生日を迎えたときだそうです。なので、日本のようにみんなで集まってその歳をお祝いするようなイベントがありません。

そんなニュージーランドで、成人式を企画・実行したのは大学生の3人。若い子たちって本当にエネルギッシュでパワフルで、クリエイティブでアクティブ!!こんな楽しそうなワクワクする企画に、わたしが飛びつかないわけがない。

ボランティアでサポーターを募集していたので、早速コンタクトしてサポーターとして参加させていただきました。

 

日本から留学生としてとかワーホリとかでニュージーランドに来ている子たちで、地元の成人式に参加できない子もいます。今はFacebookとかで写真を見たりできるから、昔仲良しだった子たちがみんなでワイワイしているのを見ていいなぁ、って思う子たちも少なくないです。

そういう子たちにとって、留学先・渡航先で成人式に出席できたら、これはとても貴重で良き体験となるでしょう。

実行委員の3人はさらに、どうせやるならニュージーランドにいる日本が好きな人たちも一緒に楽しめたら、ということで国際交流パーティーも盛り込んでしまったのです。
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初めてのイベント、若者主催、スポンサーやゲストは集まったのか?

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聞いているだけでワクワクしますが、先に述べた通り、この成人式はニュージーランド史上初。イベントごとの企画や運営って既存のものでも相当な労力を費やすのに、今まで誰もしたことがないことをゼロからスタートする。

よく耳にする言葉ではあるけれど、「1から2へのステップよりも、0から1へするのは何倍も大変だ」ということ。

実績がないことやものに力を貸すことは、何かに期待をかけるような気持ちでなければできないと思う。それでもたくさんのサポーターや援助してくれる人たちがいたのは、彼ら3人の必死で熱い思いが伝わったからなのではないかなぁ。

新成人としての参加者は35名、その他のゲストも約90名が参加しました。

成人式がいよいよ開会!

イベントは三部にわかれていて、成人式、交流ゲームと立食、最後に国際交流。

最初に受付で入場券を確認したら、それぞれの参加者に自分の名前を書いたプレートを身につけてもらいました。

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なんと77番ゲット!!わたしのためにある番号。いえーい。準備に追われながらもあっという間に時間が来て、さぁ、開会です。

第一部 成人式 セレモニー

35名の新成人は、前方のお花の付いた椅子に着席。椅子の上には、イベントに協力してくださった方から新成人のみんなへの手作り石鹸のプレゼント。

迫力満点の太鼓パフォーマンスから始まりました。

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これ、お酒を飲んでいるのではなくオカリナを吹いています。

 

 

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実行委員のみんなは、緊張した面持ち。

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太鼓パフォーマンスの後は、実行委員の挨拶、ゲストスピーカーの挨拶、そして新成人の挨拶。

 

実行委員のあいさつ。若くてフレッシュですね。

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ゲストスピーカーとして来てくれていたのは、なんと友人でした。この日まで知らなかったからびっくり。

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緊張しているのは伝わってきたけれど、とても心がこもっていてあたたかくて彼の人柄がにじみ出ているスピーチでした。

 

新成人のみんなが立ち上がってくるりとゲストのみんなの方を向きます。みんなでおめでとうの拍手をいっぱい贈りました。これ、日本らしくていいですね。

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歌のプレゼントもありました。

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「川は〜なが〜れて〜 どこどこ〜ゆく〜〜の〜〜〜」

「ほ〜ら〜 足元をみ〜てごら〜ん〜 これが〜あなたの〜あ〜ゆ〜む〜道〜」

 

とっても綺麗な歌声!聞き惚れます。上手な歌を聴くのは癒しです。母国語ではない歌詞でもこんなに上手に歌えて、聴いている人に心地よく響いて来るものなのだと感心してしまいました。

第二部 交流ゲームと立食

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最初のゲームは、受付で配ったネームプレートを使います。このネームプレートに、いろんな日本語の単語が書かれているのです。

 

「Matcha(抹茶)」「Udon(うどん)」「Tokyo(東京)」などなど。

 

同じ単語が書かれている人を探してグループを作って、たくさん質問しあっていきます。ゲームの内容は、別の準備をしていたのでよく知らないのですが…

 

こうして新しい人と知り合うきっかけを作るゲームです。

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次のゲームは、じゃんけん列車だったかな?近くの人とじゃんけんして、負けたら勝った人の後ろについて肩を掴んで長くなってくあのゲームです。

 

あと、ネームプレートに書かれている番号で抽選みたいなのもしていました。

 

ゲームが終わったら立食だー!!わーいわーい!!

みんな大好き!食べやすい!お箸がスイスイすすむ!一口サイズ巻き寿司。

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だし巻き卵!これ食べそびれた〜〜〜

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いくつになってもみんなが好きなたこ焼き・エビフライ。

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なんと!握りもあるよー

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女子が群がるお団子たち。

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羊羹もあって大はしゃぎ!

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抹茶のタルト!大人気でした。

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お食事中はプロバイオリニストの生演奏がBGMとして流れていました。贅沢〜〜

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ラピュタが流れた時はめっちゃくちゃ嬉しかった!!ジブリファンにはたまらない。

 

テーブルの上にあるボードにはお祝いのお言葉が。

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素敵な演奏をありがとうございました。

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日本食はやっぱり美味しいし、式とゲームでエネルギーを使った若者たちはどんどん食べられます。

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第三部 国際交流 日本の文化を体験

日本の文化を体験してもらおう、というものです。海外の子たちはもちろん、日本の子たちも楽しんでくれていました。

 

福笑い。

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ピカチュウってこんなんだっけ???!?!

 

 

 

書道。みんな、思い思いに書いています。

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ひらがなって日本語使わない人にとっては記号のようで難しいだろうに、上手にかけてる!

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ひっさしぶりに書道をすると、普段は書けている漢字が書けなくなったりするんですね。この子はすっごく上手なのに・・・

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点一個多い!惜しい・・・!

 

 

恥ずかしいーと言いながら書き直していました。

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そして、その子のお友だちは・・・

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さあ、何と読むのでしょう?

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正解は・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ニュージーランド!

漢字で書くとこうなります。

 

 

 

 

 

 

ほかにも個性豊かな書道がたくさん。

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母国語じゃないのに、漢字も読み書きできてしまうのってすごい!

 

 

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わたしはもちろんこれです?

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けん玉。

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実行委員長、必死です。

 

 

 

 

写真撮影のための背景を設置したコーナーも設けてあります。

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おみくじもしました。このおみくじ、前日のヘルプでイッチバン最初っから文とか考えて、日本語と英語が堪能な子に手伝ってもらったりしたのです。全然使いこなせないExcelを駆使して一生懸命作った力作なのです。

なのに、写真撮り忘れた…残念。

成人式のボランティアを終えて

帰りには大量の枝豆を持って帰るサポーターもいました!

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イベントは、大きな事故などなく、無事に終了したと言って良いのではないでしょうか。

参加してくれた方々は「超楽しい!」「最高のイベントだーーイエーイ!」っていうテンションだったり、「貴重ないい思い出になるね」っていう声もたくさん聞こえてきました。

 

初めてのイベントで、右も左もわからない状態。

当日準備でも、実行委員の3人ですら把握しきれていなくてサポーターへの指示が出せない。故に効率が良くなかったり、慌ててその場で調整したり。「あれがない!どこ〜?」「これ足りないかも〜〜!!」「次これどこに持って行ったらいいの〜?」なんて声があっちこっち飛び交っていました。

 

それでも、そんな状態でも、ついてきてくれるサポーター、支えてくれる方々がいるということ。実行委員のひたむきな態度がみんなの心を動かしたのでしょう。

たくさんの課題を残しながらも、初めてのイベントにしてはじゅうぶん成功と呼べるものだったと思います。が、実行委員3人のうち2人は日本へ帰ってしまいます。来年は、どうなるのかな、ってとても楽しみでもあります。

 

新成人のみなさん、成人おめでとうございます。好きなこといっぱいして、心豊かにたくさん笑って過ごせますように。

実行委員とスタッフのみんなへ

あゆちゃんの歌詞にあるこの言葉。

もう一歩って踏み出す僕らの勇気が 世界を動かす力になる

(Step by Step)

これを自ら示してくれた実行委員3人。

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不満や不安を抱えながらも、実行委員の考えを尊重しながら全力で支えてきたサポーターのみんな。

支えてくださった関係者の方々、パフォーマンスをしてくださった方々、会場や宣伝など、いろいろな場面で力を貸してくださったの方々。

そして参加してくださった方々。

 

みんなに心から感謝しています。どうもありがとうございます。そして本当にお疲れ様でした。

 

このイベントにサポーターとして携われて本当に良かった。7年前に成人式をした年をとっただけの子どもであるわたしが、もう一度「成人式」に参加できたことは紛れもなく事実。

ニュージーきて引きこもりがちだったけど、やっぱりわたし、こういうの好きです。

おまけ

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会場入り口の「成人式」の文字、書かせていただきました。

久しぶりに筆を持って、こんなもんかと思ったけれど、改めて遠くから見たり写真で見てみたらこんな状態だったのかと、やっぱり練習していないと感覚も鈍ってくるなと思いました。

それでもこうして飾ってくれて、みんながこの「成人式」とともに写真を撮ってくれていたので、そのことにも感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

with LOVE, nanapeko