Working Holiday

ワーキングホリデーで仕事探し!海外で働くための方法は日本の就活とどう違う!?

こんにちは。nana(@nana_in_nz)です。

ワーキングホリデーで海外へ行くと、現地でお仕事をする人がほとんどです。

ワーホリへ行くと決めた後、海外でどうやって仕事を探したら良いか不安になりませんか?

わたしも、日本でワーホリのことを調べているときは周りにワーホリ経験者もいなくて

nana
nana
 英語も話せないのにお仕事出来るかなぁ・・・

と不安に思っていました。

 

でも実は、海外での就活の方法を知って準備をして取り組むことで、海外で仕事を見つけるのはそう難しくないとわかったのです。

 

海外ではどのように仕事を探すのかを知らないままワーホリに行くと、いつまでも仕事を見つけられないかもしれません・・・。

そうならないためにも、しっかり海外の就職方法を知って就活してみましょう。

海外で仕事を探す方法5つ

オーストラリア、ニュージーランドと2カ国に住んだ経験から、海外での仕事の見つけ方として以下の5つをご紹介します。

  1. インターネットの求人サイトや掲示板から応募
  2. SNSの活用
  3. 直接お店などに履歴書(CVとかresumeと呼ばれる)を持参して交渉
  4. 友人・知人からの紹介
  5. 自分が常連になって、スタッフと仲良くなってから交渉

どんなふうに進めていくのか、詳しく説明していきます。

インターネットの求人サイトや掲示板から応募

英語(現地)の求人サイトはもちろん、日本語の掲示板などのサイトでも求人広告があります。

オーストラリアの求人

 

ニュージーランドの求人

 

求人サイトには載せていないけれど人を募集している場合もとても多くありますので、求人サイトだけを見ていくのではなく、他の方法も合わせて探してみましょう。

SNSの活用

FacebookやInstagramなどのSNS、IT系に強いビジネス系SNSのLinkedInでもお仕事を探すことができます。

Facebook

【Auckland(エリア名)】【job】と検索するとグループが出てきますので、そのグループに入ると投稿を見たり書いたりできるようになります。

 

Instagram

数年前の話です。

バリスタ志望のワーホリの方が、Instagramにラテアートの写真を投稿し続けていました。そのアカウントを見つけたあるカフェのスタッフが、直接「わたしたちのお店で一緒に働きませんか?」とメッセージを送ったのです。そこから面接して採用になったという話があります。

現代ならではの就活方法!

 

LinkedIn

IT系に強いビジネス系のSNS。SNSのプロフィールがそのまま履歴書になります。

プロフィールを整えておくと、求人募集している会社やエージェントからメッセージが来ることも多いです。

オフィスでのお仕事をしたい方向け。

 

直接お店などに履歴書(レジュメ、CVと呼ばれる)を持参して交渉

日本だとあまり見かけませんが、オーストラリアやニュージーランドではよくあることです。

カナダなど、他の国のワーホリ経験者も同じようですね。

最初はためらってしまうかもしれませんが、お店のスタッフも慣れているはずなので気になるところがあればどんどん行ってみましょう。

求人サイトで募集しているところに直接CV持って行くのもありです。

 

このとき気をつけるポイントは2点。

 

  • 忙しい時間帯に行かないこと
  • マネージャーに直接レジュメを渡すこと

 

少しお客さんが少なくなってきた時間帯を目がけて、スタッフの迷惑にならないようにします。

また、アルバイトのスタッフにレジュメを渡すと何処かに放置されてしまう可能性もあるので、お店では「マネージャーさんはいらっしゃいますか?」と聞いて直接マネージャーにレジュメを渡すのが良いです。

 

【会話の流れ】

スタッフ:Hi, how are you?(だいたいお店に行くとこういうふうに挨拶から会話が始まります)

自分:Hello, excuse me, I am looking for a job. May I talk to the manager please?(こんにちは、今、仕事を探しています。マネージャーとお話したいのですが。)

 

もしマネージャーがいれば、ラッキー!手が空いていたら、その場で面接が始まるかもしれません。

マネージャーがいなかったり、人は募集していないと言われたら

nana
nana
Can I leave my resume (CV)?(履歴書を渡しておいても良いですか?)

と聞きます。

たいていは「Of course!(もちろん、いいよ!)」と言われるはずなので、レジュメを渡します。

 

マネージャーやオーナー以外のスタッフに「人は募集していない」と言われたり、一度レジュメを渡せたとしても、マネージャーに会えるまで何度も挑戦しましょう。

もし公に募集していなくても、実は近日中に退職するスタッフがいる可能性などもあります。

友人・知人からの紹介

海外では、仕事においても人の繋がりや知人からの信頼などをとても大切するんです。

そのため、求人サイトにも載せずに貼り紙もしていないけれど、人を募集しているということもあります。

 

どのように募集するのかというと、スタッフや身近な人に「誰か働きたい人いない?」という聞き込み。

現代的ではないように思えるかもしれませんが、こうして紹介される・するということは信頼された人とのつながりがあるからです。

 

お仕事を探しているのであれば、知っている人にどんどん「仕事を探しているんだ」「こんな仕事をしたいんだけど、なにか情報があったらよろしくね!」と言っておきましょう。

公表することによって、「誰か仕事探してる人はいない?」と新しい人材を探している人と繋げてくれたりすることもあるので、人脈もとっても大切

 

カフェで隣りに座ったおじさんが、あなたが探しているお仕事に関わりのある可能性だって高いのです!

自分が常連になって、スタッフと仲良くなってから交渉

友人がこの方法で、オシャレなバーの仕事をゲットしました。

毎週通っていたバーがお気に入りになり、通い詰めるうちに「ここで働きたいな」と思った友人。

訪れるごとにスタッフともたくさん会話をして、仕事を探そうと思っているということを匂わせておいたみたいです。

 

いざ仕事を探すというときには、募集していなかったものの諦めきれなかったと言っていました。

それでも好きだから通っていたところ「まだ、うちのお店で働きたいと思っている?」と声をかけてくれたそうですよ。

番外編:ファームなら、ジャンピング!

シティでのお仕事ではこの方法は難しいかもしれませんが…ファームでのお仕事探しなら、ジャンピングは定番です!

ファームについては別記事でまとめています。

オーストラリア ワーホリ ファームのお仕事を写真とともに大公開! Tully 3 〜バナナ編〜タリーでは真っ黒に焼けていたnana(@nana_in_nz)です。 オーストラリアのワーホリのうち13ヶ月をTullyというバナ...

就職活動を始める前にやっておきたいこと

今から仕事を探します!と言っても、そこから動き始めては遅れを取ってしまいます。

ワーホリで仕事をしようと思っているのであれば、先に出来ることをしておきましょう。

  • 英文履歴書(レジュメ、CVと呼ばれます)をブラッシュアップする
  • 自分の今までの経験や長所をまとめ、スラスラ言えるようにする
  • 質問に答えられるようにコミュニケーション力を鍛える
  • 笑顔でハキハキと話す練習をする

英文履歴書はある程度まとめておいて、先生やホストファミリー、ネイティブの友人などに添削してもらうと良いですよ。

ゼロから始めるよりもグッと時間を短縮できます。

 

面接で何を話すかも、まとめておきたいですね。

とくに「Tell me about yourself.(自己紹介をお願いします)」とだけ言われることもあるなど、日本の面接とは形式が違うことも多いです。

 

とはいえ、ただまとめておくだけでは足りません。

そこから話を広げていろいろと聞かれて話題を深めていくるのが海外のコミュニケーション。

そういったコミュニケーションの練習ができていたら、面接で何を聞かれても怖くないです!

仕事の選び方と、わたしの就職活動

ニュージーランドに来た2015年9月、わたしはすぐに仕事を探すことにしました。

ニュージーランドでのわたしの就職活動を、仕事の選び方とともにご紹介します。

仕事の選び方

どんな仕事をしたいのか考える

ニュージーランドでどんな仕事をしたいか考えたとき、職種はあまりこだわりがなかったのですが、仕事への思いとして考えていたことがあります。

  • スルメのように、かめばかむほど味が出るようなこと
  • 自分の成長につながること

新しい職種となると、やはり難易度が高め。「経験者募集」のところに未経験者が応募しても勝ち目がないのは仕方がないことです。

だからこそ、自分の経験や長所をアピールする必要があります。

 

新しいことや、無理かな?と思うことへの挑戦こそが自分の経験になり、人生が豊かになると思っているので、今までとは違うジャンルまたは少しレベルを上げたことことをやってみようと決めました。

どんな環境で働きたいか考える

どんなにやりたい仕事だったとしても、居心地が良くないところで1日のほとんどを過ごすことは心身の健康を害します。

居心地が良くない職場を経験した時の「自分がなぜ心地よく働けなかったのか」ということを考えると、自ずとどんな環境で働きたいのかが見えて来ます。

もし居心地が良くなければ、心が死んでしまう前に切り替えることは大切です。

 

わたしは、面接をした時に次のことをきちんと見ておこうと決めていました。

  • 上司や先輩となる人に、尊敬したいと思える部分はあるか
  • スタッフが、他のスタッフと良い雰囲気で話しているか
  • 辛そう・嫌そうに仕事をしている人がいないか

面接は自分が受けに行く側ですが、採用通知が来たからと言って必ずそこで働く必要はありません。

だから、面接では質問に答えるだけでなく「自分がここで働いている姿」を想像して、無理せず楽しくやっていけそうか考えます。

実際にわたしが行なった就職活動

CV(履歴書)をひたすら配布

面接に至るまでは、ひたすらCV(履歴書)を配り歩きます。

午前中はゴロゴロしたいからサイバーアタック!(という名のインターネットで職探し)と言って(笑)、興味がある仕事に応募しまくっていました。

 

午後からは身支度をして直接お店を訪れ、人当たりや雰囲気がいいなと感じたらスタッフに話しかけて直接CVを配りました。ワーホリといえばCV配り、これを経験してみたかったというのもあります。

直接CVを配るのは、カフェやレストランといった飲食系が多いです。

スタッフやお客さんの雰囲気も見て、「ここで働きたいなあ」という気持ちが湧いてきたら配ります。様子を見るために、お店の前をウロウロして不審者になっていることも多々…

マネージャーと直接お話しできればいいのですが、実際にはお話出来ないこともよくあって、同じお店に何度も足を運ぶこともあります。

 

街の中を歩き回ってCVを配りますが、着いたばかりだと興味のあるお店を見つけたりと、お散歩も兼ねて楽しいですよ。

面接に至るまで

CV配りをしていると、そのうち日中に知らない電話番号から連絡が入るようになります。

レジュメを配った会社・お店から連絡があるということは、相手はあなたに興味を持っているということです。

 

顔が見えないので、電話ではより丁寧にハキハキと話すようにしましょう。

 

わたしは4社からそれぞれメール、電話で「面接をしたい」と言っていただき、電話ではその場で日程を決め、メールでは返信にて日程を調整しました。

面接の内容

面接内容は、職種によって様々です。わたしが実際に面接したのは、2社でした。

実は面接前のやり取りの段階で「この会社は違うかも」と思ったところがあったので、そういった会社は先にお断りしました。

 

【高級日本食レストランの場合】

ここではマネージャーが日本人でしたが、メールも面接も全て英語でした。

面接では仕事内容を教えてもらったり、なぜここのお店で働きたいのかということを聞かれたりしました。

環境について尋ねたところ、スタッフは多国籍で日本人のウエイトレスは2人、基本的に英語環境で働くということ。

質問はありますか?と聞かれたので「仕事で一番大切にしていることはなんですか?」と聞いたのですが、マネージャーのお仕事に対する熱意がすごく伝わってきました。

 

【営業職の場合】

日本人の社長と少し日本語でお話しをしたあと、オージー(オーストラリア人)とコリアン(韓国人)のスタッフ2人も交えて3対1での英語で面接をしました。

営業というお仕事に携わったことがないというと、仕事の内容のほかにどのような人になってほしいかということも語ってくださいました。

営業ではあるけれど、個人として「あら、nanaさん、よく来てくれたね。最近どう?」って話ができるようなお客様との関係を築いていってほしいということです。

 

外回りをするので、 車の運転についても聞かれました。日本でどのくらい車を使っていたかとか、ニュージーランドで運転したことはあるかとか。

 

同じく「一番大切にしていることはなんですか?」と尋ねると、即答で「Be Happy」と。

それは会社内もそうだし、お客さまとの関係もそうだということで、とってもワクワクした面接でした。

 

英語力はもちろん、コミュニケーションスキルが格段に上がりそうなので、経験としてはかなり大きなものとなりそうな気がしました。

面接の後

レストランのほうでは、面接の段階でトライアルをすることが決まりました。

トライアルというのは文字どおり「お試し」のことで、飲食関係の仕事ではよくあるのですが一日(といっても数時間だけ)現場で働いてみるというものです。

このトライアルをクリアして、晴れて採用という流れです。

 

一方営業職のほうでは、面接が終わった約1時間後に電話が鳴りました。

出るなり、面接してくださった社長が

「おめでとうございます!!採用が決まりました!!!」

と言うもんだからビックリ。

その場では、契約までに一度しっかり考えさせてもらうことにして電話を切りました。

 

 

この後にレストランのトライアルを受け、トライアル終了後にマネージャーに感想を述べて終了。

そして翌日、トライアルのときにお皿を派手に割ったにもかかわらず、採用通知が来ました。

最後に就職先を決めたポイント

面接を受けた2社からは、ありがたいことにどちらとも採用の通知を受けましたが、最後に就職先を決めるのは自分。

さて、どのように選ぶのか。

 

それはやはり、どちらがよりワクワクするか。ということです。

 

「新しいことに挑戦してみたい」という気持ちが強かったので、最後には営業職を選びました。(飲食はリゾートバイトで経験があったため)

海外での仕事の探し方は日本と違うけれど、思い切って新しい世界へ飛び込める!

海外で仕事を探す時、日本の就職活動と違うので、初めは戸惑うかもしれません。

でも、次のどれかの方法で仕事を見つけている人がほとんどです。

  • インターネットの求人サイトや掲示板から応募
  • SNSの活用
  • 直接お店などに履歴書(CVとかresumeと呼ばれる)を持参して交渉
  • 友人・知人からの紹介
  • 自分が常連になって、スタッフと仲良くなってから交渉

タイミングが良かったり、経験が買われたりして複数の会社から採用通知をもらうことがあれば、じっくり検討してよりあなたの求めるものに近い会社を選ぶようにしましょう。

 

経験がなくてもわたしのように運良く会社との相性が良くて採用していただけることもあるかもしれません。

 

新しい世界へ飛び込めるチャンスはどこにでも転がっていて、あなたが行動すればするほどそのチャンスを掴みやすくなるのです。

あなたにとって働きやすい良い職場が見つかりますように!!

 

with LOVE, nana